肩こりはライフスタイルと
深い関わりがあります
しつこい肩こりに悩まされていないでしょうか。
「肩こり」は病気ではなく、腹痛や腰痛のようになにかの原因によって引き起こされる症状を指すものです。
慢性化するケースも多く、肩こりがつづくと気分も沈んでしまいます。
筋疲労といったささいな原因がきっかけとなることもあれば、心臓や胆のうの病気といった危ない病気がきっかけとなることもあります。
しかし、肩こりの多くは日常生活に原因が潜んでいます。
肩こりは日常生活の改善で楽になることもあるため、肩に違和感を覚え始めたら早めに正しく対処しましょう。
こちらの記事では、肩こりの原因や症状、対処法・予防法について詳しくご紹介します。
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目次
肩こりの不快な症状に
悩まされていませんか
肩こりかどうかは見た目では判断できません。
そのため「肩こりがひどい」と相談しても、軽く流されてしまい理解してもらえないこともあります。
肩こりが長引いている方は、次のようなお悩みを抱えているのではないでしょうか。
- 背中の突っ張るような感覚が不快で仕方ない
- 座りっぱなしでいることがつらい
- 肩こりが悪化して、頭痛や耳鳴りも感じる
- 何時間寝ても疲れが全然取れない
- 肩を回すとボキボキと音が鳴る
- 左を向くときだけ首があまり回らない
肩こりがひどくなる
生活を送っていませんか
肩こりの原因
肩こりの多くは、次のような原因によって引き起こされます。
●悪い姿勢
頭の重みはおよそ5kgあるといわれています。
猫背や反り腰といった悪い姿勢をつづけていると、頭の重みを背骨全体で支えることができず首と肩の筋肉に負担がかかり、肩こりを生じることがあります。
●肩甲骨の動きの悪さ
肩甲骨とは、背中にある大きな三角形状の骨です。
僧帽筋や肩甲挙筋、板状筋といった筋肉の働きによって、背中に浮くようにして存在しています。
肩こりは、運動不足や加齢にともなう筋力の低下によって、肩甲骨の動きが悪くなることで起こる場合もあります。
●心臓や胆のうの病気
肩こりは、心臓や胆のうでみられる病気の前兆として生じることもあります。
肩こりをもたらすこともある心臓の病気は、心筋梗塞や狭心症などです。
胆のうに原因がある場合は、急性胆のう炎や胆石症などが疑われます。
●ドライアイや眼精疲労
ドライアイや眼精疲労になると、目がかすみやすくなります。
そうなると、ものをみるために首を前に突き出すような姿勢になるため首や肩の筋肉が緊張し、やがて肩こりにつながります。
●ストレス
精神的なストレスによって肩こりが起こるケースもあります。
人間にはストレスに抵抗しようとする力があり、強いストレスを感じつづけると交感神経が働き、身体が戦闘モードに入ります。
この状態がつづくと、筋肉や血管が収縮したままとなるため血行が悪くなり、肩こりが生じやすくなります。
●睡眠不足
睡眠不足になると、日中の活動で酷使された筋肉が十分に休まらず、疲労が蓄積される一方です。
睡眠不足が慢性化すると、やがて肩こりにつながるおそれがあります。
また、睡眠不足によって自律神経が乱れることが肩こりの原因になるとも考えられています。
●歯の食いしばり
歯を食いしばると、側頭筋や咬筋といった顔や首の筋肉が緊張した状態になります。
日常的に歯を食いしばるくせがある場合、筋肉の緊張が慢性化し、肩こりにつながるおそれがあります。
肩こりの特徴
肩こりの症状は多岐にわたります。
肩こりの方に多い特徴には、次のようなものがあります。
●血圧が低い
肩こりは、血圧が低い方に多い傾向があります。
低血圧になると血の巡りが悪くなることが原因とされています。
●首をひねる角度に左右差が出る
肩こりを感じるときは、左右に首を振ると振り向ける角度に差が出ることがあります。
これは、左右どちらかの筋肉が張ってしまっているためです。
●首を動かすと不快な音が鳴る
肩こりになると、首まわりの筋肉が硬くなることがあります。
首を動かしたときに関節に圧が加わり、「ポキポキ」「バキバキ」といった不快な音が鳴るケースもあります。
●首から肩にかけて突っ張るような感覚がある
首から肩にかけての筋肉が緊張して硬くなっていると、突っ張るような嫌な感じを肩に感じることがあります。
また、実際に肩を触ると、首筋から肩にかけて硬くなっている感覚がわかります。
●同じ姿勢をつづけられない
肩こりがつづくと筋肉の緊張がひどくなるため、同じ姿勢を長時間つづけることがむずかしくなります。
●寝ても疲れが取れにくい
肩こりの多くは血行不良をともないます。
そのため、寝ている間に酸素や栄養素が十分に行き渡らず、十分に寝ているはずなのに疲れが取れにくくなることもあります。
●頭痛や耳鳴りも感じる
肩こりがつづくと、自律神経の交感神経の働きが異常に高まります。
すると、ささいな刺激にも敏感になってしまい、頭痛や耳鳴りといった症状を併発することがあります。
また、首や肩まわりの筋肉の緊張が原因となる「緊張型頭痛」も起こりやすくなります。
●ホルモンバランスが乱れる
自律神経とホルモンバランスは、脳の視床下部によってコントロールされています。
肩こりによって自律神経の働きが乱れると、脳の視床下部にも影響してホルモンバランスも乱れやすくなります。
ホルモンバランスの乱れは、頭痛や動悸、不眠、のぼせなどの原因となります。
生活習慣をみなおして
肩こりを防ぎましょう
肩こりの対処法
肩こりを感じるときは、次のような対処法を試してみましょう。
●有酸素運動を行う
肩こりは、酸素を取りこむ有酸素運動との相性がよいといわれています。
有酸素運動を行うと血行が促進され、肩の毛細血管にも酸素や栄養が行き渡りやすくなり、肩こりの原因となる筋疲労が和らぐ可能性があるためです。
代表的な有酸素運動として、ウォーキングやヨガ、水泳、エアロビクスなどがあげられます。
楽しくつづけられそうな有酸素運動をまずは1日20分取り入れてみましょう。
●お風呂で身体を温める
お風呂で身体を温めると、血行が促進され筋肉の緊張が緩みやすくなります。
また、ゆったりと湯船に浸かることで気分転換にもつながります。
少しぬるめの38度〜40度ぐらいのお湯に10~15分間じっくりと浸かりましょう。
15分以上の時間は皮膚乾燥の原因やのぼせなどの原因になる可能性があります。
●ストレスをこまめに解消する
ストレスによって肩こりが悪化することもあります。
ストレスをなくすことはむずかしいため、ストレスを感じたときはこまめに解消することを心がけましょう。
友人と会ってたくさん話したり、天気のいい日に公園を散歩したりと小さなことでもかまいません。
1日に1回はリラックスできる時間をつくり、心の健康も保ちましょう。
交感神経と副交感神経とのバランスを取るよう意識することがおすすめです。
●パソコン作業の合間にストレッチをする
デスクワーク中心で長時間座りっぱなしの生活がつづいている方も多いかと思います。
同じ姿勢を取りつづけると肩こりがひどくなりやすいため、パソコン作業の合間にストレッチを取り入れましょう。
少なくとも、1時間に1度は身体を動かすことがおすすめです。
タイマーやストップウォッチなどで時間を計り、1時間たったら軽く身体を動かすようにしましょう。
●かたよった食事を改善する
間食が多かったり、脂や塩分の多い食べものばかり食べていたりすると、肩こりの原因となる筋疲労からの回復が遅れてしまうことがあります。
肩こりを感じるときは、1日3食バランスよく食べることを意識しかたよった食事を改善してみましょう。
肩こりの予防法
肩こりは慢性化する前に改善することが大切です。
次のような予防法を実践し、未然に肩こりを防ぎましょう。
●適度な運動を習慣化する
肩こりを防ぐためには、筋力が必要です。
適度な運動で日ごろから肩の筋肉を刺激しておきましょう。
有酸素運動以外にも、体幹運動といった筋トレや体操もおすすめです。
●じっくりと身体を温める
身体が冷えると、筋肉が硬くなることにつながり、こりがひどくなります。
じっくりと身体を温め、筋肉が硬くならないようにしましょう。
全身を温める入浴はもちろん、蒸気温熱シートをつかって肩まわりを集中的に温める方法もおすすめです。
●十分な睡眠で身体を休める
十分な睡眠が取れていないと筋肉に疲労が蓄積され、やがて肩こりにつながります。
普段から十分な睡眠でしっかりと身体を休ませるようにしましょう。
質のよい睡眠は、睡眠時間の長さで決まるとは限りません。
眠りが深いかどうかも重要です。
マットレスや枕が身体に合っているか、パジャマや下着の締めつけはきつくないか、騒音はないかなど、睡眠環境もあわせてみなおしましょう。
●栄養バランスを意識した食事を摂る
肩こりを防ぐためには、血液をつくるビタミンB群や筋肉をつくるたんぱく質などの栄養素を十分に摂取することが大切です。
ビタミンB群のなかでも血液をつくることをサポートするビタミンB12は、魚介類や卵、乳製品などに含まれています。
しじみやあさり、卵、チーズなども積極的に食べるようにしましょう。
●長い時間同じ姿勢を取りつづけない
何時間も同じ姿勢を取りつづけることで、筋肉が緊張し、肩こりを感じるようになります。
肩こりを防ぐためには、同じ姿勢で過ごす時間を減らしていきましょう。
とくに、デスクワークをしている方や、タクシー・トラックの運転手などは、長時間座りっぱなしで過ごすことも珍しくありません。
こまめに休憩を挟み、首や肩のストレッチを行いましょう。
川崎中央はりきゅう院の
【肩こり】アプローチ方法
「肩こり」は運動不足や自律神経の乱れ等が原因と考えられます。
頚部から肩甲骨まわりの筋力低下がすすみ、前のめりの悪い姿勢(猫背)につながります。
そのため頭の位置(重心)が前に移動することで、前に倒れないように頑張っている僧帽筋、肩甲挙筋、板状筋などの頚部や肩甲骨周りの筋肉が過度に突っ張ったり、緊張することで「肩こり」は生じます。
また最近ではパソコンやスマホなど、一画面をじーっと見ることが増えたように感じます。
じーっと一点を集中して見ると、瞳孔縮瞳していきます。瞳孔が縮瞳(小さくなる)=副交感神経優位の身体になります。
しかし昼間の生活=交感神経優位の生活なのに、一点を集中して見ることが多くなると、自律神経のバランスが崩れてしまい身体のバランスを崩します。
この差が自律神経失調を引き起こすストレスとなります。
当院では痛みを出している組織を精査するために、四診法、筋力差、可動域などみさせていただきます。
また身体の状態に合わせてはりきゅう施術や低周波治療を行っていきます。
はりきゅう施術においては、「肩こり」改善のための当院施術の「基本穴」を中心に施術をおこないます。
西井式医療マッサージで丹念に頚部や肩関節周囲の筋緊張や関節拘縮を改善させながら、動きや痛みなどの症状改善を目指します。
基本頚部や肩関節周囲の痛みの原因は僧帽筋、肩甲挙筋、板状筋の滑走性が悪いポイントに対しての施術や、自律神経を整える施術やストレスを緩和させて筋緊張を和らげる施術など、何通りものアプローチ方法があります。
詳しく検査を行い、患者様の症状の出方にあわせた筋肉、筋膜、関節へのアプローチや選穴など、オーダーメイドの施術をいたします。
著者 Writer
- ニシイ サトシ
西井 聡 - 所有資格 :はり師・きゅう師・按摩マッサージ指圧師
血液型 :O型
出身 :神奈川県川崎市川崎区
趣味 :ゴルフ
メッセージ:この度は川崎中央はりきゅう院のホームページをご覧頂き誠にありがとうございます。
当院は1949年に初代院長故西井七郎師が創設し、現在に引き継がれた信頼と実績のある東洋医学の総合治療院です。
鍼灸・マッサージを通し多くの方とのご縁を頂き、地元をはじめ遠方からも幅広い年齢層の方々にお越しいただいております。
患者様の自然治癒力を引き出し、内側から健康で元気な毎日を過ごせますようお手伝い出来ましたら幸いです。
一人ひとりのお身体にあわせたオーダーメイドの治療で今後も多くの患者様のお役に立てるよう研鑽し、日々精進して参ります。
お辛い症状でお悩みの方、どんな症状でもお一人で悩まずご相談下さい。
施術メニュー
MENU
鍼灸
(はりきゅう)
中国鍼灸医学由来の「頭鍼診察法」をベースに西井式頭鍼療法を取り入れているのが特徴です。 脳血管障害後遺症や認知症の施術、腰痛や坐骨神経痛、関節痛、更年期障害、スポーツ障害、交通事故後遺症など幅広い症状に取り組んでいます。
マッサージ
初代院長/西井七郎老師(平成4年黄綬褒章拝領)が考案した西井式医療マッサージは二代目院長/西井一馬老師によって改良が加えられ現在のマッサージの基礎となりました。
保険鍼灸(はりきゅう)
・マッサージ
保険ではりきゅう施術を受けるためには、保険医療機関で医師の発行する施術同意書が必要になります。
このほか、はりきゅう施術の場合適応疾患が「腰痛症」「頚腕症候群」「神経痛」「頚椎捻挫後遺症」「五十肩」「リウマチ」に限定されます。
保険でマッサージ施術を受けるためにも保険医療機関で医師の発行する施術同意書が必要になります。
この場合、医師が同意する施術部位の詳細な記載が求められます。
訪問マッサージ
寝たきりや、医療機関に自力で通院できないなどの症状があり、保険医療機関の医師の同意書が発行された場合、健康保険適用で医療マッサージを受けることができます。 身体障害者手帳1〜2級または生保の患者様は負担はありません。
交通事故施術
当院は自賠責保険、損害保険適応しております。
交通事故による怪我や後遺症の施術、悩みなどご相談にのります。お気軽にお電話ください。
むちうちや打撲、骨折の術後後遺症、手足のしびれなどの症状のある方に、はりきゅう施術、マッサージ施術、運動療法などひとり一人に合わせた施術を心がけております。
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小児の施術はローラー鍼を用います。ローラー鍼とは、名前に「鍼」とついていますが、皮膚に刺入しない鍼です。
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