高血圧はサイレントキラーと
もよばれています
年を重ねるにつれて、身体には少しずつダメージが蓄積されています。
とくに気をつけたい病気は「サイレントキラー」ともよばれている高血圧です。
若いころと同じように、ラーメンの汁まで飲み干したり、お酒をいっぱい飲んだりしていませんか。
そのような生活習慣をつづけていると血圧が高くなり、血管や内臓にダメージが加わってさまざまな病気を発症しやすくなります。
高血圧は自覚症状が出にくいため、定期的に検査を受け血圧をコントロールすることが大切です。
人間ドックで血圧が高いと指摘された方は、症状が出ていなくても早めに対策を取りましょう。
こちらの記事では、高血圧の原因や症状、対処法・予防法について詳しくご紹介します。
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目次
高血圧のリスクを高める生活を
つづけていませんか
高血圧は「サイレントキラー」ともよばれている恐ろしい病気です。
次のような点にあてはまる方は、高血圧になっていないか一度確かめてみましょう。
- 人間ドックで動脈硬化が進んでいると注意された
- ビールや焼酎が好きで晩酌が日課になっている
- ラーメンが好きで汁まで全部飲み干す
- 最近、急激に体重が増加した
- 少し身体を動かしただけで動悸がする
- ふわふわとしためまいを覚えることがある
高血圧は動脈硬化を進行させます
高血圧の原因
高血圧の原因として、次のようなことが考えられます。
●LDLコレステロールや中性脂肪の増加
LDLコレステロールは、「悪玉コレステロール」ともよばれている物質です。
高血圧のリスクファクター(危険因子)として知られています。
酸化したLDLコレステロールや中性脂肪が血管内に蓄積されると、血液の通り道が狭くなり、血の流れが悪くなる場合があります。
その結果、心臓が強い圧をかけて血を送り出そうとするため、高血圧になりやすくなります。
●塩分の摂りすぎ
人間の体内では、塩分の濃度が一定に保たれています。
塩分を摂りすぎてしまうと、体内の塩分濃度を薄めるために水分が溜めこまれやすくなります。
そのため、過剰な塩分を摂取しつづけていると、高血圧になりやすくなります。
●加齢
年を重ねるにつれて、血管の老化も進んでいきます。
そのため、更年期ごろから高血圧になってしまう方もいます。
●肥満肥満の方は、高血圧のリスクが高いことで知られています。
内臓脂肪が多い場合、血糖値をコントロールするインスリンの効き目が悪くなることがあり、血圧の上昇するリスクが高まると考えられています。
●運動不足
身体の活動量が低下すると脂肪がつきやすくなり、高血圧の原因となる肥満になりやすくなります。
また、運動不足がつづくと、余分な塩分を排せつする機能が不十分になることもあり、血圧が上がりやすくなります。
●アルコールの飲みすぎ
少量のアルコールは、一時的に血管を拡張し、血圧を低下させることにつながるといわれています。
しかし、飲酒の習慣があり、多量にアルコールを摂取している場合、血圧が高くなる傾向があります。
●喫煙
たばこに含まれるニコチンなどの化学物質は、血管の収縮を促し血圧を上げることにつながります。
そのため、喫煙の習慣がある方は高血圧になりやすい傾向にあります。
●遺伝
高血圧は、遺伝的な体質も関係しているといわれています。
しかし、遺伝的な要因だけで発症するとは限らず、運動不足や乱れた食生活といった環境的な要因の影響が大きいと考えられています。
高血圧の特徴
こちらでは、高血圧の特徴についてご紹介します。
●ふわふわとした違和感を覚える
血圧が高くなりすぎることで脳に一時的な障害が生じ、頭痛がしたり、ふわふわと水の中に浮いているような不思議な感覚がしたりすることがあります。
●肩こりや吐き気の原因となる
高血圧になると、身体を興奮させる交感神経のはたらきが強まるため、血管が収縮して血行が悪くなり、肩こりにつながると考えられています。
また、急激に血圧が上昇すると脳内の血圧も上昇し、吐き気や頭痛などの症状が現れることもあります。
●「サイレントキラー」としておそれられている
高血圧は、自覚症状がとぼしいまま身体をむしばんでいくため、「サイレントキラー」ともよばれています。
症状がないからといって放置していれば、さまざまな合併症のリスクが高まります。
腎不全や心筋梗塞といった命に関わる病気の原因にもなるため、こまめに血圧をチェックしましょう。
●動脈硬化につながる
本来、血管の壁は弾力性があります。
しかし、高血圧の状態が長くつづくと血管は収縮して張りつめた状態になるため、しだいに厚く硬く変化していきます。
その状態を動脈硬化といいます。
動脈硬化が進むと、血流のいきおいに硬くなった血管が耐えきれず裂けたり、血管が厚くなることで血栓ができたりする可能性もあります。
●脳や目、腎臓、心臓に影響を及ぼす
高血圧は動脈硬化を進行させやすく、脳内出血や脳梗塞といった病気のリスクを高めます。
また、動脈硬化によって、目の網膜にある細い血管に障害が起こると、視力が失われてしまうこともあります。
さらに、血圧が高い状態がつづくと、腎臓で血液のろ過に関わる「糸球体(しきゅうたい)」という組織もダメージを受け、腎臓のはたらきに影響が出るケースもあります。
すると、腎臓で塩分や水分を尿に変えることができず、体液量が増えつづけてしまうことがあります。
体内を流れる血液の量も増えるため、ポンプの役割をしている心臓に大きな負担がかかり、心不全や心筋梗塞が起こる場合もあります。
高血圧の方は日常生活を
改善しましょう
高血圧の対処法
高血圧の方は、日常生活で次のような点を心がけましょう。
●運動の習慣を持つ
高血圧を改善するためには、有酸素運動がおすすめです。
軽く息がはずむ程度の運動を1日30分、できるかぎり毎日継続しましょう。
30分間連続して運動することがむずかしい場合は、10分以上の運動を何回か繰り返して合計時間が30分をこえるようにしましょう。
●減塩を意識する
高血圧を改善するためには減塩が重要です。
調味料は料理に直接かけると塩分が多くなってしまいやすいため、小皿に出してつけて食べたりスプレータイプのものを吹きかけたりすると量を調節できます。
また、かつお節やこんぶ、しいたけといった天然だしをつかうと、塩分を抑えてもおいしく食事が楽しめます。
そして、麺類の汁は多量の塩分を含んでいることが多いため、飲み干さないようにしましょう。
●アルコールはほどほどにする
アルコールを飲みすぎると、ますます高血圧になってしまうおそれがあります。
適度な飲酒「節酒」を心がけるようにしましょう。
男性の場合は、1日にビール中瓶1本、焼酎半合くらいが目安となります。
女性の場合は、その半量を目安にしましょう。
アルコールを分解する肝臓を休ませる「休肝日」を設けることも大切です。
●体重を管理する
肥満の状態がつづくと高血圧のリスクが高まります。
体重が重い、脂肪がつきすぎていると感じている方は、バランスのよい食事と適度な運動によって体重を減らしましょう。
●禁煙する
たばこに含まれる化学物質は、血管を収縮させ、血圧を上げるといわれています。
高血圧の状態でたばこを吸ってしまうと、身体に大きな負担をかけてしまうおそれがあります。
できるだけ禁煙するようにしましょう。
高血圧の予防法
高血圧にならないように、日常生活では次のような点に気をつけましょう。
●食用油を意識する
植物油につかわれている不飽和脂肪酸は、LDLコレステロールの酸化を防ぐとされ、高血圧の予防におすすめです。
オリーブオイルやえごまオイル、アマニオイルなどの食用油もおすすめです。
●青魚を摂取する
青魚に含まれているDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)といった成分は、血管の弾力性を高め、血行をよくするはたらきがあるといわれており、血圧を一定に保つことにつながります。
肉の代わりにイワシやサバ、サンマなどといった青魚を積極的に食べるようにしましょう。
●三大ミネラルをバランスよく摂取する
三大ミネラルとは、カリウムとマグネシウム、カルシウムのことです。
バランスよく摂取することで、血圧を整えることにつながります。
緑黄色野菜や乳製品、大豆製品、海藻、芋類、豆類なども意識して食べるようにしましょう。
●適度な運動の習慣を持つ
高血圧を予防するためには、ウォーキングや軽いジョギング、サイクリングといった有酸素運動がおすすめです。
少しきついと感じるくらいの負荷で1日30分を目安に取り入れましょう。
●十分な睡眠を取る
睡眠時間が短いと、ホルモンバランスの関係から高血圧のリスクが高まるといわれています。
普段から十分な睡眠を取ることを心がけましょう。
●禁煙する
たばこに含まれる化学物質が血圧を上げる原因となる場合もあります。
高血圧による病気のリスクを上げないためにも、禁煙にチャレンジしましょう。
●素足で身体を冷やさない
寒い日に冷たい床の上を素足で歩いていると、足元から身体が冷え、血管にストレスを与えてしまいます。
寒いときは靴下を履き、足先からの冷えを防ぎましょう。
川崎中央はりきゅう院の
【高血圧】アプローチ方法
日本人の「高血圧」の最大の原因は、食塩のとりすぎといわれています。
肥満体質や年齢からも高血圧になると言われていますが、最近は若者の高血圧が増えている傾向があります。
それは血清脂質(血中のコレステロールや中性脂肪のこと)が増えていることが要因となります。
食文化の変化などで中年者だけでなく若年者の内臓脂肪型肥満が増えていることや、その多くが高血圧予備軍とされているというデータがあります。
またアルコール消費量が多いこと喫煙にも高血圧になる要因ですので、ご注意ください。
当院では四診法や理学検査、バイタル測定などおこない、身体の状態に合わせてはりきゅう施術や低周波治療を行っていきます。
はりきゅう施術においては、自律神経の機能を調整すること、また身体の血流や水分の流れを司る「肝」、元気を司る「腎」、消化吸収や血流をコントロールする「脾」を補う「基本穴」を中心に施術をおこないます。
「基本穴」は頭部や頚部、背中やお腹、手足に多くあります。
西井式医療マッサージで丹念に腰背部や上下肢の筋緊張や拘縮を改善させながら、「高血圧」の改善を目指します。
症状の出方によって施術アプローチの仕方も変わります。
基本頭部や頚部、背中やお腹周り、手足にある当院施術の「基本穴」を中心に施術をおこないます。また、自律神経を整える施術や虚弱体質や高血圧に伴う耳鳴りや頭痛など整える施術など、当院では何通りものアプローチ方法があります。
詳しく検査を行い、患者様の症状の出方や体質、経絡的なアプローチや選穴など、オーダーメイドの施術をいたします。
著者 Writer
- ニシイ サトシ
西井 聡 - 所有資格 :はり師・きゅう師・按摩マッサージ指圧師
血液型 :O型
出身 :神奈川県川崎市川崎区
趣味 :ゴルフ
メッセージ:この度は川崎中央はりきゅう院のホームページをご覧頂き誠にありがとうございます。
当院は1949年に初代院長故西井七郎師が創設し、現在に引き継がれた信頼と実績のある東洋医学の総合治療院です。
鍼灸・マッサージを通し多くの方とのご縁を頂き、地元をはじめ遠方からも幅広い年齢層の方々にお越しいただいております。
患者様の自然治癒力を引き出し、内側から健康で元気な毎日を過ごせますようお手伝い出来ましたら幸いです。
一人ひとりのお身体にあわせたオーダーメイドの治療で今後も多くの患者様のお役に立てるよう研鑽し、日々精進して参ります。
お辛い症状でお悩みの方、どんな症状でもお一人で悩まずご相談下さい。
施術メニュー
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鍼灸
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中国鍼灸医学由来の「頭鍼診察法」をベースに西井式頭鍼療法を取り入れているのが特徴です。 脳血管障害後遺症や認知症の施術、腰痛や坐骨神経痛、関節痛、更年期障害、スポーツ障害、交通事故後遺症など幅広い症状に取り組んでいます。
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初代院長/西井七郎老師(平成4年黄綬褒章拝領)が考案した西井式医療マッサージは二代目院長/西井一馬老師によって改良が加えられ現在のマッサージの基礎となりました。
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保険ではりきゅう施術を受けるためには、保険医療機関で医師の発行する施術同意書が必要になります。
このほか、はりきゅう施術の場合適応疾患が「腰痛症」「頚腕症候群」「神経痛」「頚椎捻挫後遺症」「五十肩」「リウマチ」に限定されます。
保険でマッサージ施術を受けるためにも保険医療機関で医師の発行する施術同意書が必要になります。
この場合、医師が同意する施術部位の詳細な記載が求められます。
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交通事故による怪我や後遺症の施術、悩みなどご相談にのります。お気軽にお電話ください。
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