動悸・息切れは
早めに解決しましょう
少し身体を動かしただけなのに、動悸・息切れがひどく、しんどい思いをしていませんか。
動悸・息切れは、元気な方でも激しく身体を動かしたときに起こる症状です。
しかし、特別なことをしていないのに、動悸・息切れが起こる場合は、心臓や肺などになにか問題が生じているためかもしれません。
また、身体の器官は元気であっても、ストレスや疲れによる精神的な影響で動悸・息切れを起こすこともあります。
このようにさまざまな原因が考えられますが、立っていることもやっとのようなひどい動悸・息切れの場合は、医療機関への相談も必要です。
こちらの記事では、動悸・息切れの原因や症状、対処法・予防法について詳しくご紹介します。
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目次
動悸・息切れになりやすい生活を
送っていませんか
ライフスタイルによって、動悸・息切れの症状が出やすくなっている方もいます。
動悸・息切れを感じている方は、次のような特徴にあてはまるのではないでしょうか。
- 仕事が忙しく、十分な睡眠が取れていない
- 血圧が高いと人間ドックで注意された
- 貧血気味で頭がボーッとする
- 小さいころから喘息に悩まされてきた
- 更年期に入ってから、調子がすぐれない
- 毎日ビクビクして心が落ち着かない
動悸・息切れは
心臓以外にも原因があります
動悸・息切れのおもな原因
動悸・息切れの原因として、次のようなことが考えられます。
●心臓に原因のある場合
動悸・息切れは、不整脈や狭心症、心筋梗塞、拡張型心筋症などの心臓に関わる病気が関係していることもあります。
●心臓以外に原因のある場合
心臓の病気以外では、次のような原因が挙げられます。
・甲状腺機能亢進症(バセドウ病)
甲状腺機能亢進症とは、甲状腺ホルモンが過剰に分泌される病気です。
甲状腺ホルモンのはたらきによって脈や血圧が速くなるため、動悸や息切れといった症状が出ることもあります。
・高血圧
高血圧とは、血管に強い圧力が加わっている状態のことです。
心臓が強く収縮するため、動悸を感じることがあります。
・貧血
鉄分が不足する鉄欠乏性貧血の場合、酸素を運ぶヘモグロビンの生成に影響が及ぶため、身体のすみずみまで酸素を届けることがむずかしくなります。
その結果、動悸や息切れといった症状が現れることもあります。
・低血糖
低血糖とは、血液中の糖の量が減少している状態です。
血糖値を上げるためにアドレナリンなどのホルモンが分泌されることで、動悸を感じることもあります。
・呼吸器の病気
気管支喘息や肺炎、過換気症候群といった呼吸器の病気によって、動悸や息切れを感じることがあります。
・うつや適応障害
動悸や息切れは精神的な要因で生じることも多く、うつ病や適応障害の症状として動悸・息切れをともなうことがあります。
・糖尿病
インスリン注射などをしている糖尿病患者の方は、低血糖の状態となることがあり、動悸や息切れの症状が出るケースもあります。
・薬の過剰摂取
薬の副作用として、動悸や息切れといった症状が出ることもあります。
・自律神経失調症
自律神経失調症は、心臓や肺の機能をコントロールしている自律神経のはたらきが乱れる病気です。
身体活動を活発にする交感神経が優位になりすぎると、動悸や息切れにつながります。
・過労やストレス、更年期
過労やストレス、更年期による身体の変化などによって、精神的に不安定になっていたり、東洋医学でいう「腎」のはたらきが低下したりしていると、動悸や息切れが起こりやすくなります。
動悸・息切れの特徴
動悸・息切れの特徴についてご紹介します。
●心臓が原因の場合は医療機関への相談が必要となる
心臓の病気が関係している動悸・息切れは、一刻を争う場合もあります。
安静時の脈拍数が1分で140回をこえたり、胸に痛みを感じたり、動けないほど強い動悸を感じたりする場合は、すぐに医療機関を訪れましょう。
心臓が原因となる動悸・息切れの場合、仰向けになると症状が悪化し、起きあがると楽に感じられるという症状が出る場合もあります。
また、慢性的な動悸・息切れに悩まされている方も、症状が急に強まった場合、なにか悪化させる要因が加わったおそれがあります。
気になる症状がある場合は、ひとりで悩まずに医療機関に相談することをおすすめします。
●ほかの症状をともなうこともある
動悸や息切れは、ほかの症状をともなうことも珍しくありません。
風邪などの感冒症状をはじめ、爪が変色するチアノーゼや不眠、アレルギー症状などと一緒に現れることも多いです。
●気の流れが滞る
動悸や息切れがつづくと、気の流れがスムーズでない「気滞(きたい)」という状態に陥ることがあります。
気滞は、血やリンパの流れを邪魔したり、臓器の機能低下を引き起こしたりするといわれており、生理周期の乱れやのどのつかえ、胸やみぞおちの張りといった症状をもたらす場合もあります。
●さらに症状が悪化する
動悸や息切れが起きている状態は、東洋医学でいうとエネルギーの源となる「腎」の気が不足している状態です。
腎は生命力にも関わるもので、腎の気が不足するとさらに動悸や息切れが悪化することもあります。
●腹部で瘀血(おけつ)が生じる
瘀血とは、「血(けつ)」の流れが悪くなっている状態のことです。
東洋医学において、「血」は身体の栄養のことをいいます。
動悸や息切れによって血の流れが悪くなると、瘀血が生じやすくなるといわれています。
普段の生活で動悸・息切れを
予防しましょう
動悸・息切れの対処法
動悸・息切れの症状があるときは、次のような対処法を行いましょう。
●楽な姿勢を取る
息切れの症状が強い場合は、息切れを楽にする姿勢を取ることがおすすめです。
テーブルなどがある場所に座っているときは、テーブルの上に両腕を乗せ、その上にクッションなどを置いてうつ伏せの姿勢をとりましょう。
椅子がない場所では、壁に腰をもたれさせ、軽く膝と腰を曲げて両手を膝の上に置くと、呼吸がしやすくなるといわれています。
●深呼吸をする
動悸を感じたときは、おなかをつかってゆっくりと深呼吸を行うことがおすすめです。
おなかに空気を送りこむように息を吸いこんだら、今度はゆっくりと息を吐き出しておなかをへこませます。
肩の力を抜いてリラックスしながら行うことがポイントです。
呼吸が安定するまで、数回繰り返しましょう。
●アロマやハーブをつかう
精神的な不安感から動悸・息切れが起きている方は、アロマで気持ちを落ち着けましょう。
あらかじめハンカチやティッシュにアロマオイルを数滴落としておくことがおすすめです。
また、カモミールやレモンバームなどのハーブも、気持ちをリラックスさせたい方におすすめです。
アロマやハーブで気持ちを落ち着けることは大切ですが、妊娠中には使用を控えたほうがよいものや薬との飲み合わせが悪いもの、アレルギーを引き起こすものもあるため、よく確認してからつかいましょう。
●おなかにあるツボを温める
動悸・息切れを感じるときは、おなかを温めてツボを刺激しましょう。
へその下にある中脘(ちゅうかん)や関元(かんげん)は、乱れた気の流れを整えたい方におすすめのツボです。
・中脘(ちゅうかん)
おへそから指4本分上にあります。みぞおちとおへその真ん中に位置します。
消化器官の調子を整えてくれるツボです。
・関元(かんげん)
おへそから指4本分下にあります。
いわゆる丹田(たんでん)と呼ばれる「気を整える」ツボです。
●陰陵泉(いんりょうせん)にお灸する
陰陵泉は、ふくらはぎの内側にあるツボです。
腎の気の流れを整えたい方におすすめです。
お灸を据えてじっくりと温めてみましょう。
動悸・息切れの予防法
動悸・息切れが起こらないように、次のような予防法を行いましょう。
●カフェインやアルコールを控える
コーヒーやお茶、栄養ドリンクに含まれているカフェインや、お酒に含まれているアルコールが自律神経を刺激することで、動悸・息切れを引き起こすことがあります。
とくに、おなかが空いているときにカフェインやアルコールを摂取すると、消化器官が一気にカフェインやアルコールを吸収し、動悸・息切れを感じやすくなります。
おなかが空いているときは、なにかほかのものを食べてからカフェインやアルコールを摂るようにしましょう。
●禁煙する
たばこに含まれているニコチンは、自律神経のはたらきを高め、動悸や息切れの原因となります。
また、たばこに含まれるそのほかの物質も、長期間吸いつづけていると、肺の病気につながります。
肺や心臓への負担を減らすためには、禁煙することがおすすめです。
●十分な睡眠を取る
睡眠不足が慢性化すると、自律神経のはたらきが乱れることにつながり、動悸や息切れが起こりやすくなります。
日ごろから十分な睡眠を確保するようにしましょう。
●適度な運動を行う
動悸・息切れを予防するためには、心臓や肺のはたらきを保つことが大切です。
普段から、ウォーキングや軽いジョギング、サイクリングなどといった有酸素運動を行い、心臓や肺を鍛えることがおすすめです。
●リフレッシュの時間をつくる
ストレスによって動悸・息切れといった症状が起こる場合もあります。
リフレッシュするための時間をつくり、自分なりの方法でストレスに対処しましょう。
軽い運動に励んだり、趣味に没頭したりすることがおすすめです。
●肥満を解消する
肥満はさまざまな生活習慣病の原因となり、心臓に負担をかけて動悸・息切れをもたらすことがあります。
適度な運動とバランスのよい食事を心がけ、肥満の解消に努めましょう。
川崎中央はりきゅう院の
【動悸・息切れ】アプローチ方法
「動機・息切れ」の原因は
①心性(不整脈、狭心症、心筋梗塞、拡張型心筋症などの心疾患)
②心性外(甲状腺機能亢進症、高血圧、貧血、呼吸器疾患、うつ、更年期や自律神経失調症)
ストレスなどで心虚、もしくは更年期や過労で腎虚の影響があると考えております。
※心疾患に対しては医療機関にて専門医に適切な診察と診断を受け、治療をすすめてください。
その他の自律神経の乱れによって呼吸器・内分泌系、血圧に異常が出てしまい「動機・息切れ」の症状は出ることがあります。
また他に違う症状(異常発汗やのぼせ、倦怠感、記憶力減退、睡眠障害、頭痛、めまいなど)が隠れていないか問診時にしっかり確認いたします。
当院では四診法や理学検査、バイタル測定などおこない、身体の状態に合わせてはりきゅう施術や低周波治療を行っていきます。
はりきゅう施術においては、自律神経の機能を調整する「基本穴」を中心に施術をおこないます。
西井式医療マッサージで丹念に腰背部や手足の筋緊張や拘縮を改善させながら、自律神経の乱れを改善を目指します。
原因によって症状の出方や施術アプローチの仕方も変わります。
基本背中やお腹周り、手足にある当院施術の「基本穴」を中心に施術をおこないます。また、自律神経を整える施術やストレスを緩和させて筋緊張を和らげる施術など、当院では何通りものアプローチ方法があります。
詳しく検査を行い、患者様の症状の出方にあわせた筋肉、筋膜へのアプローチや選穴など、オーダーメイドの施術をいたします。
著者 Writer
- ニシイ サトシ
西井 聡 - 所有資格 :はり師・きゅう師・按摩マッサージ指圧師
血液型 :O型
出身 :神奈川県川崎市川崎区
趣味 :ゴルフ
メッセージ:この度は川崎中央はりきゅう院のホームページをご覧頂き誠にありがとうございます。
当院は1949年に初代院長故西井七郎師が創設し、現在に引き継がれた信頼と実績のある東洋医学の総合治療院です。
鍼灸・マッサージを通し多くの方とのご縁を頂き、地元をはじめ遠方からも幅広い年齢層の方々にお越しいただいております。
患者様の自然治癒力を引き出し、内側から健康で元気な毎日を過ごせますようお手伝い出来ましたら幸いです。
一人ひとりのお身体にあわせたオーダーメイドの治療で今後も多くの患者様のお役に立てるよう研鑽し、日々精進して参ります。
お辛い症状でお悩みの方、どんな症状でもお一人で悩まずご相談下さい。
施術メニュー
MENU
鍼灸
(はりきゅう)
中国鍼灸医学由来の「頭鍼診察法」をベースに西井式頭鍼療法を取り入れているのが特徴です。 脳血管障害後遺症や認知症の施術、腰痛や坐骨神経痛、関節痛、更年期障害、スポーツ障害、交通事故後遺症など幅広い症状に取り組んでいます。
マッサージ
初代院長/西井七郎老師(平成4年黄綬褒章拝領)が考案した西井式医療マッサージは二代目院長/西井一馬老師によって改良が加えられ現在のマッサージの基礎となりました。
保険鍼灸(はりきゅう)
・マッサージ
保険ではりきゅう施術を受けるためには、保険医療機関で医師の発行する施術同意書が必要になります。
このほか、はりきゅう施術の場合適応疾患が「腰痛症」「頚腕症候群」「神経痛」「頚椎捻挫後遺症」「五十肩」「リウマチ」に限定されます。
保険でマッサージ施術を受けるためにも保険医療機関で医師の発行する施術同意書が必要になります。
この場合、医師が同意する施術部位の詳細な記載が求められます。
訪問マッサージ
寝たきりや、医療機関に自力で通院できないなどの症状があり、保険医療機関の医師の同意書が発行された場合、健康保険適用で医療マッサージを受けることができます。 身体障害者手帳1〜2級または生保の患者様は負担はありません。
交通事故施術
当院は自賠責保険、損害保険適応しております。
交通事故による怪我や後遺症の施術、悩みなどご相談にのります。お気軽にお電話ください。
むちうちや打撲、骨折の術後後遺症、手足のしびれなどの症状のある方に、はりきゅう施術、マッサージ施術、運動療法などひとり一人に合わせた施術を心がけております。
小児鍼
小児の施術はローラー鍼を用います。ローラー鍼とは、名前に「鍼」とついていますが、皮膚に刺入しない鍼です。
ゴツゴツとした凹凸が無数についていますが、先端は尖っておらず、優しく皮膚を刺激していきます。
当院のご紹介
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