現代人は眼精疲労に要注意です
パソコンやスマホのみすぎで、目がショボショボになっていませんか。
たくさんのものをみている私たちの目は疲労が溜まりやすいため、休憩や睡眠を取って目を休ませてあげることが大切です。
しかし、毎日のように目を酷使していると、翌日に疲れが残ることがあります。
その状態が何か月も続いてしまうと、疲れ目から眼精疲労へと変化し、全身に影響を及ぼすこともあります。
眼精疲労は、目を休めても疲労が取れなくなっている状態であるため、元に戻すためには根気強く対処しなければなりません。
できるだけ疲れ目の段階で対策を取ることがおすすめです。
こちらの記事では、眼精疲労の原因や症状、対処法・予防法について詳しくご紹介します。
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目次
眼精疲労でみることが
つらくなっていませんか
五感のなかでも、とくに視覚は重要な感覚です。
ものがよくみえなくなると、気持ちも不安になります。
眼精疲労の症状が出ている方は、このようなお悩みを抱えています。
- 目がかすんで文字がよくみえない
- まぶたがピクピクとけいれんする
- パソコンをみつづけていると目が痛くなる
- 寝ても目の疲れが回復しない
- 目の疲れ以外にも頭痛やめまいを感じる
- ここ数年で急激に視力が低下した
スマホやパソコンも
眼精疲労の原因となります
眼精疲労のおもな原因
こちらでは、目の仕組みや眼精疲労の原因についてご紹介します。
●目の仕組み
目は、五感のひとつである視覚をつかさどる大切な臓器です。
瞳孔から入ってきた光を水晶体で屈折させ、網膜に焦点を結び、像として認識しています。
眼精疲労と関係しているのは、ピントを合わせる水晶体の厚みを調整する「毛様体筋」とよばれる筋肉です。
遠くをみるときは毛様体筋が緩くなり、水晶体が薄くなります。
一方、近くをみるときは毛様体筋が緊張し、水晶体が厚くなります。
●眼精疲労の原因
眼精疲労は、次のような原因が関係しているといわれています。
・目のつかいすぎ
毛様体筋はピントを調節するために、緊張と弛緩を繰り返しています。
近くばかりをみつめていると、毛様体筋が緊張しつづけて筋肉疲労が起こりやすくなります。
・疲労
東洋医学の考えでは、疲労が溜まっていると、体内に瘀血(おけつ)がつくられてしまいます。
瘀血とは、古い血のことです。
瘀血には、十分な酸素や栄養素が含まれていないため、目に酸素や栄養が行き届かず、眼精疲労を感じやすくなります。
・ストレス
東洋医学において、ストレスは「肝」のはたらきを悪くするといわれています。
肝とは、身体機能の調節をつかさどる部分のことで、新陳代謝を行い、全身に栄養を供給する働きがあります。
「肝」のはたらきが悪くなると、目にも十分な栄養が行き届かず、眼精疲労を感じやすくなります。
・長時間のスマホやパソコンの使用
現代人は、スマホやパソコンをつかって長時間同じ姿勢を取りつづけることが増えています。
このような座りっぱなしの生活では、筋肉を動かす機会が少ないため血行が悪くなります。
目にも酸素や栄養が行き届きにくくなるため、眼精疲労のリスクが高まります。
また、スマホやパソコンをつかうときは近くの一点をみつめることが多く、毛様体筋に疲労が溜まりやすくなります。
眼精疲労の特徴
眼精疲労は、単なる疲れ目とは異なります。
●眼精疲労と疲れ目の違い
疲れ目は、少し目を休めれば症状が回復します。
一方、眼精疲労の場合、休息や睡眠を取っても目の疲れがすっきりしません。
また、目だけでなく全身にも症状が及び、さまざまな不調の原因となります。
●眼精疲労の特徴
眼精疲労には、次のような特徴があります。
・一点をみるので目のまわりや眼球内の筋肉が緊張して疲れる
眼精疲労は、パソコンやスマホの画面を長時間眺めつづける方に多いという特徴があります。
これは、一点をみつめていると目のまわりや眼球の筋肉が緊張しつづけてしまい、疲れてしまうためです。
・まばたきの回数が減る
眼精疲労の方は、まばたきの回数が減っていることが多いです。
まばたきには目の潤いを保ち、視界をクリアにするはたらきがあります。
まばたきの回数が減ってしまうと、視力が低下したりドライアイになったりします。
症状がひどい場合は、目を開けているだけでもつらいと感じてしまいます。
・眼球の表面が乾く
眼精疲労になると、眼球の表面の水分が少なくなります。
すると、光が均等に目の中に入らず、強いまぶしさを感じたりします。
また、目が強いストレスを感じてしまい、強い不快感を覚えることがあります。
・交感神経が過剰に優位になる
瞳孔の収縮は副交感神経が優位になるものです。
一方、日中の生活では、交感神経が優位になっています。
パソコン作業などで、動かずに一点をみつめつづける生活を送っていると相反する状態となり、交感神経と副交感神経のバランスが崩れやすくなります。
その結果、眼精疲労が改善しにくくなります。
・全身に症状が出る
眼精疲労は、交感神経に影響が及ぶことで全身に症状が広がります。
頭痛や首や肩のこり、イライラ、吐き気といった症状は、眼精疲労がきっかけとなっているケースもあります。
・目の病気が関係していることもある
眼精疲労の症状は、白内障や緑内障、眼瞼下垂といった目の病気が関係していることもあります。
視野が狭くなっていたり、視界がかすんでみえたり、急激に視力が低下したりしているような場合は、一度医療機関に相談しましょう。
眼に優しい生活を意識しましょう
眼精疲労の対処法
眼精疲労の症状がつらいときは、次のような対処法を試してみましょう。
●意識的にまばたきを行う
スマホやパソコンをみつめる生活をつづけていると、画面に集中してしまうため、知らず知らずのうちにまばたきの回数が減っていることがあります。
目が乾燥するとますます眼精疲労がひどくなるおそれがあるため、意識的にまばたきの回数を増やすことがおすすめです。
●こまめに目を休ませる
仕事でパソコンを長時間つかうときは、こまめに目を休ませることを意識しましょう。
パソコンの光をみつづけていると、目が疲れやすくなります。
1時間に1回程度休憩を取るか、パソコン作業とパソコンをつかわない別の作業を交互に行うようにしましょう。
●遠くをみつめる
現代人は近くをみつめて過ごすことが多くなり、毛様体筋が緊張しやすくなっています。
毛様体筋は遠くをみると緩むため、時間があるときは遠くをボーッと眺めて毛様体筋を休ませましょう。
●目のまわりを温める
眼精疲労は、目のまわりの血行を悪くすることがあります。
蒸しタオルやホットアイマスクをつかって目のまわりを温め、血行をよくしましょう。
心地よい程度の温かい刺激は、交感神経から副交感神経に切り替わりやすくし、眼精疲労による目の緊張をほぐすことにもつながります。
●湯船に浸かる
湯船に浸かって全身を温めることもおすすめです。
血行がよくなり、目に酸素や栄養素が行き届きやすくなります。
時間がある日は、10~15分ほどじっくりと湯船で身体を温めましょう。
15分以上の入浴は皮膚乾燥の原因やのぼせなどの原因になる可能性があります。
●暴飲暴食をしない
暴飲暴食による身体的なストレスが眼精疲労を悪化させることもあります。
目の疲れを感じるときは、バランスのよい食事を心がけましょう。
●視力を調節する
近視や遠視、斜視、乱視、老眼といった視力の異常を放置したままにしていると、ものをよくみようと目に力が入り眼精疲労の症状が悪化することもあります。
めがねやコンタクトレンズをつかい、視界がぼやけないように調節しましょう。
眼精疲労の予防法
眼精疲労を防ぐために、日常生活では次のような予防法に取り組みましょう。
●パソコンやスマホのつかい方をみなおす
パソコンやスマホをつかうときは、ピントが近くに合うため目の筋肉の緊張状態がつづきます。
肩や腕にも力が入るため、肩こりも起こりやすくなります。
パソコンやスマホをつかうときは1時間に1回、休憩を挟みましょう。
そして、できるだけ椅子から立ち上がって、ストレッチなどで身体をほぐすことが大切です。
●適度な運動の習慣を持つ
デスクワークなどで近くばかりをみつめていると、目の筋肉が緊張し血行が悪くなりやすいです。
ウォーキングや軽いジョギングといった適度な運動の習慣を持ち、全身の血行をよくしましょう。
●規則正しい生活を送る
規則正しい生活を送り、目をいたわることが大切です。
日中の活動をしている間は、ずっと目がつかわれているため、夜はしっかりと休ませてあげましょう。
遅くまでスマホをつかったりせず、十分な睡眠を取りましょう。
●蒸しタオルで目を温める
現代人の目は、パソコンやスマホの使用によって日々酷使されています。
目に疲れを感じるときは、温めることがおすすめです。
温めることによって硬くなった筋肉がほぐれ、血行がよくなり、疲れ目の症状の緩和につながります。
また、目を温めることで油分が分泌されやすくなり、目の乾燥防止にも役立ちます。
●乾燥を防ぐ
目の乾燥が進むとドライアイになり、眼精疲労を感じやすくなります。
直接エアコンの風に当たらないようにしたり、加湿器で湿度を上げたりして、目が乾燥しにくい環境で過ごすようにしましょう。
●気分転換の時間をつくる
自律神経が整うと、目に疲れが溜まりにくくなるといわれています。
自律神経はストレスの影響を受けやすいため、気分転換の時間をつくって、リラックスするようにすることがおすすめです。
散歩やストレッチをしたり、趣味の時間を楽しんだりと、ストレスから遠ざかる時間も大切にしましょう。
川崎中央はりきゅう院の
【眼精疲労】アプローチ方法
「眼精疲労」はスマホやパソコン作業で長時間の同じ姿勢、一点を見ることなどで、目の使い過ぎて目の周りの筋肉に疲労が溜まることや、ストレスによる自律神経の乱れによって起きると考えております。
目を使うことによって瞬きをしなくなることで目を開ける筋肉や首肩周りの筋肉が疲れてしまいます。
目や首回りの筋肉は疲れると目を栄養する血管の流れが悪くなるので、疲れはさらに蓄積していきます。
またパソコンやスマホなど、一画面をじーっと一点を集中して見ると、瞳孔縮瞳していきます。瞳孔が縮瞳(小さくなる)こと=副交感神経優位の身体になります。
しかし昼間の生活=交感神経優位の生活なのに、一点を集中して見ることが多くなると、自律神経のバランスが崩れてしまい身体のバランスを崩します。
この差が自律神経失調を引き起こすストレスとなります。
当院では四診法や理学検査、バイタル測定などおこない、身体の状態に合わせてはりきゅう施術や低周波治療を行っていきます。
はりきゅう施術においては、「眼精疲労」を改善当院オリジナルのツボである「基本穴」を中心に施術をおこないます。
基本は目やお腹周り、手足にある当院オリジナルのツボである「基本穴」を中心にはりきゅう施術や、自律神経を整える施術や目や首回りの血流を改善させる施術など、症状に合わせて当院では何通りのアプローチ方法があります。
詳しく検査を行い、患者様の症状の出方にあわせた筋肉、筋膜や自律神経へのアプローチや選穴など、オーダーメイドの施術をいたします。
著者 Writer
- ニシイ サトシ
西井 聡 - 所有資格 :はり師・きゅう師・按摩マッサージ指圧師
血液型 :O型
出身 :神奈川県川崎市川崎区
趣味 :ゴルフ
メッセージ:この度は川崎中央はりきゅう院のホームページをご覧頂き誠にありがとうございます。
当院は1949年に初代院長故西井七郎師が創設し、現在に引き継がれた信頼と実績のある東洋医学の総合治療院です。
鍼灸・マッサージを通し多くの方とのご縁を頂き、地元をはじめ遠方からも幅広い年齢層の方々にお越しいただいております。
患者様の自然治癒力を引き出し、内側から健康で元気な毎日を過ごせますようお手伝い出来ましたら幸いです。
一人ひとりのお身体にあわせたオーダーメイドの治療で今後も多くの患者様のお役に立てるよう研鑽し、日々精進して参ります。
お辛い症状でお悩みの方、どんな症状でもお一人で悩まずご相談下さい。
施術メニュー
MENU
鍼灸
(はりきゅう)
中国鍼灸医学由来の「頭鍼診察法」をベースに西井式頭鍼療法を取り入れているのが特徴です。 脳血管障害後遺症や認知症の施術、腰痛や坐骨神経痛、関節痛、更年期障害、スポーツ障害、交通事故後遺症など幅広い症状に取り組んでいます。
マッサージ
初代院長/西井七郎老師(平成4年黄綬褒章拝領)が考案した西井式医療マッサージは二代目院長/西井一馬老師によって改良が加えられ現在のマッサージの基礎となりました。
保険鍼灸(はりきゅう)
・マッサージ
保険ではりきゅう施術を受けるためには、保険医療機関で医師の発行する施術同意書が必要になります。
このほか、はりきゅう施術の場合適応疾患が「腰痛症」「頚腕症候群」「神経痛」「頚椎捻挫後遺症」「五十肩」「リウマチ」に限定されます。
保険でマッサージ施術を受けるためにも保険医療機関で医師の発行する施術同意書が必要になります。
この場合、医師が同意する施術部位の詳細な記載が求められます。
訪問マッサージ
寝たきりや、医療機関に自力で通院できないなどの症状があり、保険医療機関の医師の同意書が発行された場合、健康保険適用で医療マッサージを受けることができます。 身体障害者手帳1〜2級または生保の患者様は負担はありません。
交通事故施術
当院は自賠責保険、損害保険適応しております。
交通事故による怪我や後遺症の施術、悩みなどご相談にのります。お気軽にお電話ください。
むちうちや打撲、骨折の術後後遺症、手足のしびれなどの症状のある方に、はりきゅう施術、マッサージ施術、運動療法などひとり一人に合わせた施術を心がけております。
小児鍼
小児の施術はローラー鍼を用います。ローラー鍼とは、名前に「鍼」とついていますが、皮膚に刺入しない鍼です。
ゴツゴツとした凹凸が無数についていますが、先端は尖っておらず、優しく皮膚を刺激していきます。
当院のご紹介
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