鍼灸施術で全身を
みつめなおしましょう
病気とはいえないものの、なんとなく不調を抱えたまま生活している方も多いのではないでしょうか。
ストレス社会ともいわれている現代において、西洋医学で解決できない不調も多くあります。
その結果、伝統的な施術がみなおされています。
とくに、「鍼灸(しんきゅう、はりきゅう)」は世界各国から注目されており、WHOも鍼灸に関する発表をしています。
鍼灸とは、東洋医学の知見にもとづいた歴史ある施術です。
鍼やもぐさをつかってツボを刺激することで、気の流れを整え、さまざまな不調にアプローチします。
心身ともに元気でいたい方におすすめです。
こちらの記事では、鍼灸の特徴や鍼灸に期待できることについて詳しくご紹介します。
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目次
このような悩みを
抱えている方には鍼灸がおすすめです
鍼灸は、東洋医学をもとにした伝統的な施術です。
ツボを刺激して気の流れを整え、身体の力を引き出します。
次のような不調を抱えている方は、鍼灸施術を受けてみましょう。
- 肩こりや腰痛がひどい
- ストレスでよくおなかを壊す
- 更年期に入ってから動悸や息切れを感じる
- 肌のハリやうるおいがなくなってきた
- デスクワークばかりで眼精疲労がつらい
- 眠りたいのに目がさえてなかなか寝つけない
鍼灸は身体にやさしい施術です
鍼の特徴
鍼の特徴についてご紹介します。
●東洋医学の知見に基づいた施術
東洋医学の歴史は古く、いまから四千年以上前の中国やインド、チベットで行っていた医療が発祥となっているといわれています。
鍼は歴史ある東洋医学の知見に基づいたもので、鍼でツボを刺激することによって、全身をめぐる気や血の流れを整えようとするものです。
●ステンレスの鍼を使用
現在の鍼施術でつかわれることが多い材質は、ステンレスです。
ステンレスの鍼は、打ちやすく、折れにくく、腐食しにくいという性質があります。
また、電気を流すこともでき、低周波療法にもつかえます。
感染症のリスクを減らすために、つかい捨てのものを使用することが一般的です。
●アレルギーのある方にはシリコンコーティングした鍼を使用
ステンレスも金属なので、金属アレルギーをお持ちの方はそのまま打つことができません。
そのため、鍼の先をシリコンコーティングした特殊な鍼を用いて、金属アレルギーが出ないように工夫して施術します。
●置鍼施術で全身にアプローチ
鍼の方法はさまざまです。
当院では、置鍼施術が基本です。
鍼を打ったあと、しばらくそのままの状態で置いておきます。
すぐに抜かないことで、体内に鍼の刺激が伝わりやすくなります。
頭や手足、おなか、背中などさまざまな部位に施術が可能です。
●頭鍼療法がベース
当院では、中国鍼灸医学に由来する「頭鍼診察法」をベースにしつつ、独自の「西井式頭鍼療法」を取りいれています。
高齢化が進む昨今、とくに脳血管障害や認知症の予防についての関心が高まっており、各地の一般講演会では当院代表へのご依頼が多いテーマとなっています。
灸の特徴
灸の特徴についてご紹介します。
●東洋医学の知見に基づいた施術
灸も鍼と同様、東洋医学の知見に基づいた施術です。
全身にあるツボに温熱刺激を与え、気の流れを整えていきます。
日本においては、民間療法として広く普及しており、江戸時代の俳人・松尾芭蕉が書いた「奥の細道」にも灸に関する記述が登場します。
●もぐさを使用
お灸では一般的に、もぐさを皮ふの上に置いて燃やし身体を温めます。
もぐさの原材料は、私たちにも親しみのあるよもぎです。
よもぎは古くから薬草として知られており、漢方では止血薬として用いられてきました。
もぐさは、よもぎの葉の裏についている繊毛からつくられています。
●香りに癒される
もぐさの原料となるよもぎには、チネオールという精油成分が含まれています。
もぐさを燃やした際に生じる独特の香りは、このチネオールによるものです。
チネオールには炎症や痛みを和らげる作用があるとされており、香りをかぐと気持ちが落ち着きやすくなります。
●心地よい温度で温まる
上質なもぐさは、火をつけても温度が上がりすぎずゆっくりと燃えるため、心地よい温度を一定時間維持できます。
●さまざまな方法がある
灸には、直接灸と無痕灸、間接灸などの種類があります。
・直接灸
皮膚の上に直接もぐさを置いて燃やす方法です。
透熱灸(とうねつきゅう)や焼灼灸(しょうしゃくきゅう)、打膿灸(だのうきゅう)といった方法があります。
・無痕灸
熱さを感じたら、もぐさをすぐに取り除く方法です。
八分灸や知熱灸などの方法があります。
・間接灸
皮ふともぐさの間に台座などを挟み、熱さを和らげる方法です。
●知熱灸がメイン
当院では、知熱灸がメインです。
知熱灸とは、米粒の半分くらいの大きさにしたもぐさを直接ツボの上に乗せ、熱さを感じたらもぐさを取る方法です。
知熱灸は「無痕灸」のひとつであり、やけどする前にもぐさを取り除くため、痕が残りにくくなります。
頭やおなか、背中、腰、足など全身のツボに施術が可能です。
鍼灸にはさまざまな
メリットがあります
鍼灸で改善が期待できる症状
鍼灸には、次のような病気や症状にもアプローチできます。
●脳血管障害や認知症の予防
当院では、中国鍼灸医学由来の「頭鍼診察法」をベースに「西井式頭鍼診察法」を取り入れ、各症状に特化した基本穴をもとに施術しています。
とくに、脳血管障害や認知症など、歳を重ねるにつれて発症リスクが高まる病気を予防する施術に力を入れています。
●スポーツ鍼灸にも対応
当院はスポーツ鍼灸の分野にも1976年から取り組んできました。
現在では各界のプロスポーツ選手が足を運ぶこともあり、コンディショニングが行われています。
主訴に対して直接アプローチする場合もあれば、遠隔で施術することもあります。
症状によって使い分けが可能です。
●WHOで制定された病気の軽減
WHOは1996年に鍼灸施術の適応疾患を公表しました。
鍼灸施術を受けることで、次のような不調が和らぐことがあります。
・神経系疾患
頭痛やめまい、不眠症、チック症、坐骨神経痛などに効果が期待できます。
皮ふや筋肉に分布する感覚神経を刺激することで、痛みの伝達経路をブロックします。
・消化器系疾患
急性胃炎や過敏性腸症候群、下痢、便秘、口内炎などに効果が期待できます。
鍼灸の刺激によって乱れた自律神経のはたらきを外部から調節します。
・運動器系疾患
肩こりや四十肩・五十肩、腰痛などに効果が期待できます。
鍼灸の刺激によって血行を促進し、患部に酸素や栄養素を供給します。
・循環器系疾患
動脈硬化や高血圧症、動悸・息切れなどに効果が期待されます。
全身のバランスを整え、代謝循環を高めます。
・泌尿器系疾患
膀胱炎や尿失禁などにも効果が期待されます。
腎臓のはたらきをつかさどるツボにはたらきかけます。
・婦人科系疾患
生理不順や生理痛、更年期障害、不妊症などにも効果が期待されます。
子宮や卵巣、卵管の血流が改善するようにはたらきかけます。
・眼精疲労
眼精疲労は、ピント調節をになう毛様体筋の疲労が考えられます。
鍼で目のまわりの血行をよくし、毛様体筋に酸素や栄養が行き届きやすくすることで、眼精疲労の緩和につながります。
鍼灸に期待されること
さらに鍼灸は、それぞれ次のようなことが期待できます。
●鍼に期待できること
鍼にはおもに次のようなことが期待されます。
・痛みが和らぐ
鍼は、頭痛や腰痛、膝の痛み、関節痛などさまざまな痛みを和らげる施術として行うこともあります。
血行がよくなって痛みの原因物質が流れるだけでなく、痛みを伝える神経の興奮そのものをブロックできるためだと考えられています。
・血行が促進される
鍼を打つと、その情報が神経から脳に伝わり、血管を拡張する物質が放出されます。
そのため、血行がよくなり、冷え性やこりが和らぐこともあります。
・肌のコンディションが整う
鍼によって、あえて肌にこまかな傷をつけることで、傷ついた組織を修復しようとするはたらきが活発になり、肌にハリやうるおいをあたえるコラーゲンなどの分泌につながります。
また、血行がよくなることで、老廃物が流れやすくなります。
その結果、肌のトーンが一段階明るくみえることにつながります。
・眼精疲労が楽になる
目のかすみや充血などといった症状をともなう眼精疲労は、ピント調節をになう毛様体筋の疲労が考えられます。
鍼で目のまわりの血行をよくし、毛様体筋に酸素や栄養が行き届きやすくすることで、眼精疲労の緩和につながります。
・自己免疫機能の活性化
鍼施術では、鍼を一定の法則にもとづいて接触させたり刺したりすることで、人間の持つ正常な生体反応を刺激します。
その結果、身体のコンディションが整い、自己免疫機能の活性化につながります。
自己免疫機能が活性化すると、さまざまな病気から身を守る機能が高まり、現在悩んでいる病気や症状などと戦う力がつきます。
●灸に期待できること
灸にはおもに次のようなことが期待されます。
・むくみが取れやすくなる
身体のツボに温熱刺激を与えることで、血行がよくなり、溜まっていた身体にとって好ましくない水分が排せつされやすくなります。
・白血球が増える
灸の温熱作用によって白血球の数が増えると、免疫力が高まり、病気にかかりにくい身体を目指すことができます。
・心身のバランスが整う
灸の温熱作用によって気の流れが整うと、体調が正しい状態へと戻りやすくなり、心身のバランスがよくなることにつながります。
著者 Writer
- ニシイ サトシ
西井 聡 - 所有資格 :はり師・きゅう師・按摩マッサージ指圧師
血液型 :O型
出身 :神奈川県川崎市川崎区
趣味 :ゴルフ
メッセージ:この度は川崎中央はりきゅう院のホームページをご覧頂き誠にありがとうございます。
当院は1949年に初代院長故西井七郎師が創設し、現在に引き継がれた信頼と実績のある東洋医学の総合治療院です。
鍼灸・マッサージを通し多くの方とのご縁を頂き、地元をはじめ遠方からも幅広い年齢層の方々にお越しいただいております。
患者様の自然治癒力を引き出し、内側から健康で元気な毎日を過ごせますようお手伝い出来ましたら幸いです。
一人ひとりのお身体にあわせたオーダーメイドの治療で今後も多くの患者様のお役に立てるよう研鑽し、日々精進して参ります。
お辛い症状でお悩みの方、どんな症状でもお一人で悩まずご相談下さい。
施術メニュー
MENU
鍼灸
(はりきゅう)
中国鍼灸医学由来の「頭鍼診察法」をベースに西井式頭鍼療法を取り入れているのが特徴です。 脳血管障害後遺症や認知症の施術、腰痛や坐骨神経痛、関節痛、更年期障害、スポーツ障害、交通事故後遺症など幅広い症状に取り組んでいます。
マッサージ
初代院長/西井七郎老師(平成4年黄綬褒章拝領)が考案した西井式医療マッサージは二代目院長/西井一馬老師によって改良が加えられ現在のマッサージの基礎となりました。
保険鍼灸(はりきゅう)
・マッサージ
保険ではりきゅう施術を受けるためには、保険医療機関で医師の発行する施術同意書が必要になります。
このほか、はりきゅう施術の場合適応疾患が「腰痛症」「頚腕症候群」「神経痛」「頚椎捻挫後遺症」「五十肩」「リウマチ」に限定されます。
保険でマッサージ施術を受けるためにも保険医療機関で医師の発行する施術同意書が必要になります。
この場合、医師が同意する施術部位の詳細な記載が求められます。
訪問マッサージ
寝たきりや、医療機関に自力で通院できないなどの症状があり、保険医療機関の医師の同意書が発行された場合、健康保険適用で医療マッサージを受けることができます。 身体障害者手帳1〜2級または生保の患者様は負担はありません。
交通事故施術
当院は自賠責保険、損害保険適応しております。
交通事故による怪我や後遺症の施術、悩みなどご相談にのります。お気軽にお電話ください。
むちうちや打撲、骨折の術後後遺症、手足のしびれなどの症状のある方に、はりきゅう施術、マッサージ施術、運動療法などひとり一人に合わせた施術を心がけております。
小児鍼
小児の施術はローラー鍼を用います。ローラー鍼とは、名前に「鍼」とついていますが、皮膚に刺入しない鍼です。
ゴツゴツとした凹凸が無数についていますが、先端は尖っておらず、優しく皮膚を刺激していきます。
当院のご紹介
ABOUT US
川崎中央はりきゅう院
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