耳鳴りは早めの対処が肝心です
耳鳴りが何日もつづくと、なにか病気になっているのではないかと不安に感じるのではないでしょうか。
耳鳴りは病気が関係していることもあるものの、ストレスや生活習慣の乱れが原因の場合もあります。
「ブーン」「ザーザーザー」のように、低音の耳鳴りや拍動性の耳鳴りの場合は、メニエール病などの耳鼻科系の病気や脳血管の病気が潜んでいる可能性があります。
放置していると聴力が落ちたり、脳に問題が出てきたりするため、早めに医療機関に相談しましょう。
耳鳴りを防ぐためには、日ごろからストレスや疲労を溜めこまないことが大切です。
生活習慣が乱れている方は、規則正しい生活を心がけましょう。
こちらの記事では、耳鳴りの原因や症状、対処法・予防法について詳しくご紹介します。
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目次
耳鳴りが止まらなくて
困っていませんか
耳にトラブルが生じると、日常生活にも不便が生じます。
耳鳴りで困っている方は、次のようなお悩みを抱えているのではないでしょうか。
- 「ブーン」と虫が飛んでいるような嫌な耳鳴りを感じる
- 頭がクラクラして耳鳴りが生じる
- 「ザッザッザ」と変な音が自分にだけ聞こえる
- 高音が鳴り響くような耳鳴りが不快で仕方ない
- 頭痛と耳鳴りが同時に起こってつらい
- 耳鳴りが気になって仕事が手につかない
耳鳴りの症状はさまざまです
耳鳴りのおもな原因
耳鳴りがする原因として、次のようなことが考えられます。
●加齢
耳鳴りは、加齢が原因となることがあります。
内耳で音の振動を電気信号に変えて脳に伝える「有毛細胞(ゆうもうさいぼう)」が、加齢の影響で傷つくと、音をうまく捉えることができず耳鳴りが起こります。
一度傷ついてしまった有毛細胞は元に戻らないため、症状が進行する前に医療機関に相談しましょう。
●自律神経失調症
自律神経失調症は、身体機能を調節する自律神経のはたらきが乱れている状態です。
交感神経が優位になって身体が緊張しやすい状態になると、耳の近くの筋肉がけいれんを起こし、耳鳴りをともなうことがあります。
●耳鼻科系の病気
突発性難聴やメニエール病、中耳炎などの耳鼻科系疾患の症状として、耳鳴りが起こることもあります。
メニエール病とは、平衡感覚をつかさどる内耳にあるリンパ液のバランス調節がうまくできなくなり起こる病気です。
●内耳の神経障害・伝達障害
内耳から受け取った情報を脳に伝える「前庭神経(ぜんていしんけい)」が炎症を起こすと正しく情報が脳に伝わらず、耳鳴りを感じることがあります。
●脳血管の病気
脳梗塞や脳出血のように、脳血管に問題が生じると、「ザーザー」と雑音が鳴りつづけるような耳鳴りを感じることがあります。
●脳腫瘍
脳の聴覚に関わる部分に腫瘍ができると、初期症状として耳鳴りが生じることもあります。
●片頭痛
偏頭痛が長引くと脳が刺激に対して過敏になり、耳鳴りの症状も出ることがあります。
●糖尿病
糖尿病は、血糖値が高いことで血管がダメージを受ける病気です。
聴力に関わる血管にもダメージが及ぶことで、耳鳴りが起こりやすくなります。
●高血圧
高血圧の症状のひとつとして血流障害が生じ、耳鳴りが起こることもあります。
●耳あかの溜まりすぎ
大量の耳あかが耳の奥に溜まり、耳栓のようなかたまりになってしまった場合、耳鳴りを起こすことがあります。
●ストレスや寝不足、気圧の変化
ストレスや寝不足、気圧の変化などによって自律神経のはたらきが乱れてしまうと、内耳にリンパ液が溜まってむくんだような状態になり、耳鳴りが起こることもあります。
●大きな騒音、イヤホンの大音量
大きな騒音があったり、イヤホンで大音量の音楽を聴いたりすると、音を感じとる有毛細胞がダメージを受けて耳鳴りを感じるケースがあるといわれています。
耳鳴りの特徴
耳鳴りには、次のような特徴があります。
●片耳にだけ症状が出ることがある
耳鳴りは両耳に症状が出るケースもあれば、片耳だけに症状が出るケースもあります。
両耳なのか片耳なのかで症状が異なる場合もあるものの、耳鳴りの多くは耳に閉塞感が現れ、キーンと高音が鳴りひびくような耳鳴りが頻繁につづきます。
また、突然激しい耳鳴りが起こり、その場から動けなくなることもあります。
このような場合は、突発性難聴のような聴力が失われる病気の影響も考えられます。
できるだけ早く医療機関に相談しましょう。
●耳鳴りとともに難聴やめまいをともなうケースが多い
耳鳴りと難聴は、原因が同じである場合が多く、耳鳴りと難聴は同時に起こりやすい症状です。
たとえば、メニエール病の場合、内耳のリンパ液の流れが滞るため、耳鳴りと難聴が同時に起こります。
また、めまいも耳の機能の異常によって生じることが多く、耳鳴りと難聴、めまいはセットで起こりやすい傾向にあります。
●高音以外にも低音の耳鳴りがある
耳鳴りは「キーン」などの高音以外にも、「ブーン」「ボー」という低音の耳鳴りが現れることもあります。
メニエール病や突発性難聴の場合は、いくつかの音が混じっている低音の耳鳴りを感じることが多いといわれています。
●単一音性の場合は異常がないことが多い
耳鳴りは、とくに異常がない方でも起こることがあります。
一部の音が聞き取りにくくなる単一音性の耳鳴りの場合、一時的なものが多いといわれています。
●雑音や拍動の場合、血管の病気が疑われる
「ザッザッザッ」「ガッガッガッ」のように、雑音のようで一定のリズムをきざむ耳鳴りは、血液の流れる音が耳鳴りとして現れている血管の病気の可能性もあります。
●いつの間にか耳鳴りがしている
耳鳴りは前ぶれもなく突然起こることが多いです。
しかし、ふとした瞬間に耳鳴りがしていることに気づき、いつから始まっていたのかわからないことも珍しくありません。
耳にやさしい生活を心がけましょう
耳鳴りの対処法
耳鳴りに困っているときは、次のように対処しましょう。
●自然環境音を聴く
静かなところにいると、耳鳴りの音ばかりに意識が集中し、よけいに耳鳴りがうるさく感じられてしまいます。
耳鳴りを感じるときは、軽く聞きながせて意識に残らないような自然環境音を聴くと、耳鳴りへの意識を反らすことができます。
●耳鳴り以外のことに関心を持つ
スポーツや将棋、囲碁など、耳鳴り以外のことに集中して意識を向けることで、耳鳴りの症状を一時的に感じにくくなることもあります。
●病気に合ったセルフケアを行う
自律神経失調症やメニエール病、突発性難聴、糖尿病のように病気が原因となる耳鳴りについては、それぞれケアの方法が異なります。
医療機関に相談のうえ、適切なセルフケアを行いましょう。
・自律神経失調症
自律神経失調症は、自律神経のはたらきが乱れている状態です。
自律神経のはたらきを整えるために、規則正しい生活を心がけましょう。
・メニエール病
ストレスや心身の疲労が蓄積されるほど、症状が悪化するといわれています。
十分な睡眠を心がけ、ストレスを溜めこまないようにしましょう。
・突発性難聴
突発性難聴は、発症してから時間がたつと聴力が回復しにくくなるため、早めに医療機関を訪れましょう。
ストレスや生活習慣が原因となるケースもあるため、規則正しい生活を心がけましょう。
・糖尿病
糖尿病の患者様は、生活習慣に問題があることが多い傾向にあります。
適度な運動やバランスのよい食事を心がけましょう。
●ブラッシングのアドバイスを受ける
当院では、オリジナルの方法で頭のむくみをチェックしています。
頭部にむくみがあると、耳鳴りがひどくなる傾向にあるため、頭から首の下までブラシをつかってケアする方法をお伝えします。
ストレスや自律神経失調症による耳鳴りを感じる方におすすめです。
耳鳴りの予防法
耳鳴りに悩まされないように、次のような予防法を心がけましょう。
●十分な睡眠を取る
耳鳴りを防ぐためには、自律神経のはたらきを保つことが大切です。
自律神経を乱す原因となるストレスや疲労を溜めないためにも、十分な睡眠を取り、身体をしっかりと休めましょう。
●適度な運動を行う
適度な運動を行うことで血の流れがよくなり、耳にも酸素や栄養が行きわたりやすくなります。
1日30分以上の有酸素運動を日課に取り入れましょう。
ウォーキングや軽いジョギング、ヨガなどがおすすめです。
●耳あかを定期的に除去する
耳あかが溜まりすぎると、耳鳴りの原因となります。
しかし、耳掃除を頻繁にやりすぎたり、力を入れすぎると、耳の穴を傷つけるおそれがあります。
また、綿棒をおしこんでしまうと、耳あかも綿棒と一緒に奥におしこまれ、耳が詰まりやすくなります。
耳掃除は、数週間に1回程度行うようにしましょう。
綿棒などは耳の奥深くまで入れすぎず、耳の穴から少し入ったところを一周させ、手前に引き出すように動かすことがポイントです。
●イヤホンなどをつけたまま大音量で音楽を聴かない
騒音は、耳にとって大きなストレスです。
とくに、イヤホンやヘッドホンをつけたまま大音量で音楽を聴くと、音を感じとる有毛細胞がダメージを受けるといわれています。
イヤホンなどで音楽を聴くときは、音量を上げすぎないようにしましょう。
イヤホンなどをつかうときは、こまめにイヤホンを外して耳を休ませることも大切です。
●規則正しい生活を送る
不規則な生活をしていると、疲労やストレスが溜まって耳鳴りが起こりやすくなります。
夜ふかしをせずに、毎日規則正しい生活を送ることが耳鳴りの予防につながります。
また、バランスのよい食事を摂り、身体に十分な栄養を取りこむことも大切です。
とくに、朝食は1日のエネルギー源となるため、抜いたりせず、しっかりと食べるようにしましょう。
川崎中央はりきゅう院の
【耳鳴り】アプローチ方法
「耳鳴り」は
①内耳の神経障害や伝達障害
②自律神経の乱れ(めまいを伴いやすい)
③加齢による聴力の低下
④大音量のテレビや音楽、騒音
⑤中耳炎
⑥外耳道に異物が溜まっている
などの原因があると考えております。
当院では四診法や理学検査、バイタル測定などおこない、身体の状態に合わせてはりきゅう施術や低周波治療を行っていきます。
はりきゅう施術においては、「耳鳴り」の症状に合わせて、耳周りや頭部や頚肩部などにある当院オリジナルのツボである「基本穴」を中心に施術をおこないます。
西井式医療マッサージで丹念に頚肩部や耳周りの筋緊張を改善させながら、「耳鳴り」症状の改善を目指します。
基本は耳や首周りにある当院オリジナルのツボである「基本穴」を中心に行うはりきゅう施術や、自律神経を整える施術や全身の血流を改善させる施術など、症状に合わせて当院では何通りのアプローチ方法があります。
詳しく問診を行い、患者様の症状の出方にあわせた筋肉、筋膜や自律神経へのアプローチや選穴など、オーダーメイドの施術をいたします。
頭部の浮腫みや耳鳴りが強い方は、頭部のブラシ指導を行い、滞った「血」の流れを改善していきます。
著者 Writer
- ニシイ サトシ
西井 聡 - 所有資格 :はり師・きゅう師・按摩マッサージ指圧師
血液型 :O型
出身 :神奈川県川崎市川崎区
趣味 :ゴルフ
メッセージ:この度は川崎中央はりきゅう院のホームページをご覧頂き誠にありがとうございます。
当院は1949年に初代院長故西井七郎師が創設し、現在に引き継がれた信頼と実績のある東洋医学の総合治療院です。
鍼灸・マッサージを通し多くの方とのご縁を頂き、地元をはじめ遠方からも幅広い年齢層の方々にお越しいただいております。
患者様の自然治癒力を引き出し、内側から健康で元気な毎日を過ごせますようお手伝い出来ましたら幸いです。
一人ひとりのお身体にあわせたオーダーメイドの治療で今後も多くの患者様のお役に立てるよう研鑽し、日々精進して参ります。
お辛い症状でお悩みの方、どんな症状でもお一人で悩まずご相談下さい。
施術メニュー
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鍼灸
(はりきゅう)
中国鍼灸医学由来の「頭鍼診察法」をベースに西井式頭鍼療法を取り入れているのが特徴です。 脳血管障害後遺症や認知症の施術、腰痛や坐骨神経痛、関節痛、更年期障害、スポーツ障害、交通事故後遺症など幅広い症状に取り組んでいます。
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初代院長/西井七郎老師(平成4年黄綬褒章拝領)が考案した西井式医療マッサージは二代目院長/西井一馬老師によって改良が加えられ現在のマッサージの基礎となりました。
保険鍼灸(はりきゅう)
・マッサージ
保険ではりきゅう施術を受けるためには、保険医療機関で医師の発行する施術同意書が必要になります。
このほか、はりきゅう施術の場合適応疾患が「腰痛症」「頚腕症候群」「神経痛」「頚椎捻挫後遺症」「五十肩」「リウマチ」に限定されます。
保険でマッサージ施術を受けるためにも保険医療機関で医師の発行する施術同意書が必要になります。
この場合、医師が同意する施術部位の詳細な記載が求められます。
訪問マッサージ
寝たきりや、医療機関に自力で通院できないなどの症状があり、保険医療機関の医師の同意書が発行された場合、健康保険適用で医療マッサージを受けることができます。 身体障害者手帳1〜2級または生保の患者様は負担はありません。
交通事故施術
当院は自賠責保険、損害保険適応しております。
交通事故による怪我や後遺症の施術、悩みなどご相談にのります。お気軽にお電話ください。
むちうちや打撲、骨折の術後後遺症、手足のしびれなどの症状のある方に、はりきゅう施術、マッサージ施術、運動療法などひとり一人に合わせた施術を心がけております。
小児鍼
小児の施術はローラー鍼を用います。ローラー鍼とは、名前に「鍼」とついていますが、皮膚に刺入しない鍼です。
ゴツゴツとした凹凸が無数についていますが、先端は尖っておらず、優しく皮膚を刺激していきます。
当院のご紹介
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