痛風にならない生活を送りましょう
風が吹くだけでも痛みが出るといわれている痛風。
一度でも経験したことがある方は、その激しい痛みをふたたび繰り返したくないと願っているのではないでしょうか。
痛風は、血中の尿酸値が上昇することで生じる症状のことです。
おもに足に痛みが現れます。
尿酸のもととなるプリン体が多く含まれた食品やアルコールの過剰摂取、水分不足などが原因となります。
生活習慣の改善が第一ですが、一度発作を経験したことがある方は、なんども症状を繰り返すこともあります。
痛風の前兆を感じたらひとりで我慢せず、医療機関に相談しましょう。
こちらの記事では、痛風の原因や症状、対処法・予防法について詳しくご紹介します。
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目次
痛風による症状に困っていませんか
痛風予備軍は年々増えているといわれています。
ひとたび痛風を発症してしまうと、次のようなお悩みを抱えることになります。
- 足先に息ができないほどの激しい痛みを感じる
- 夜中に足がひどく痛み、一睡もできない
- 痛風の発作が起こらないか心配でストレスが溜まっている
- 尿酸値を下げたいが、なにをしていいのかわからない
- 痛風の薬が手放せない生活を変えたい
- 人間ドックで複数の生活習慣病がみつかった
痛風は、血中の尿酸値が
関係しています
痛風のおもな原因
痛風のおもな原因についてご紹介します。
●痛風について
痛風とは、おもに「高尿酸血症」が原因となって起こる症状のことです。
風が吹いただけでも痛みが出ることから「痛風」という名でよばれています。
●高尿酸血症について
高尿酸血症とは、体内で生成される尿酸の量が増えすぎている状態のことです。
尿酸は身体の新陳代謝によってつくられます。
本来体内の尿酸は、産生と排出のバランスが一定に保たれており、過剰に増えすぎないようにコントロールされています。
しかし、尿酸が過剰につくられるようになったり、排出する力が弱くなったりすると、体内の尿酸量が高くなってしまいます。
●痛風が起こりやすくなる原因
痛風は次のような要因がきっかけとなることもあります。
・暴飲暴食
尿酸は、おもにプリン体という物質が分解されて生成されます。
プリン体の多い食事を暴飲暴食していると急激に尿酸値が上昇し、尿酸が結晶化しやすくなります。
とくに、アルコールは体内でプリン体の合成を促し、尿酸の排出を抑制するといわれています。
過度な飲酒をつづけいると、痛風のリスクが高まります。
・頑張りすぎ
痛風は、手抜きができず、つい無理をしてしまう方にみられることがあります。
激しい運動やサウナで汗をかくと、体内の尿酸値が一時的に高まります。
その状態のときに水分補給をせずに無理をしつづけると、痛風の発作が起こりやすくなります。
・血行不良
痛風は、きつい靴の着用や身体の冷えによって血行不良になることで、発作が起こりやすくなると考えられています。
・「腎」や「肝」機能の低下
東洋医学において、「腎」は成長や発育といった生命力の源になる臓器と考えられています。
また、「肝」は、自律神経の調節や体内を流れる血液・水分をつかさどる臓器だといわれています。
加齢や乱れた生活などによってこれらの臓器の機能が悪くなると、尿酸値が高くなり痛風になりやすくなります。
痛風のメカニズムと特徴
痛風のメカニズムや特徴についてご紹介します。
●痛風のメカニズム
痛風と高尿酸血症はどのように関係しているのでしょうか。
高尿酸血症の状態になると、尿酸値が高くなります。
すると、関節に結晶化した尿酸が溜まります。
なんらかの刺激によって関節に付着した尿酸結晶がはがれおちると、白血球が尿酸結晶を異物だと認識し攻撃をはじめます。
その結果、関節で激しい炎症が起こり、痛風発作となります。
●痛風の特徴
痛風には、次のような特徴があります。
・男性に多い
痛風は男性に多いことが特徴のひとつです。
ホルモンのはたらきが関係しているといわれており、女性の場合は女性ホルモンのはたらきによって尿酸が体内に蓄積されにくいため、痛風が起こりにくくなっています。
一方、男性の場合は女性ホルモンが少ないため、痛風になりやすいと考えられています。
・おもに足の関節が痛む
痛風の痛みは足の関節に現れることが多いです。
とくに、足の親指の付け根にあるMP関節という部分で起こります。
発作が起こった部分はひどく腫れ、数日間歩けないような激痛がつづきます。
・前触れがある場合もある
痛風の発作が起こる前に、前触れを感じる場合もあります。
初期症状は人それぞれですが、足の違和感やむずむずした不快な感じなどが挙げられます。
このような症状が現れてからおよそ1日以内に激しい痛みに襲われるケースもあります。
・夜中から明け方にかけて発作が起こりやすい
痛風の発作は前触れもなく起こることも珍しくありません。
メカニズムは明らかになっていませんが、日中よりも夜中から明け方にかけて痛みが出やすいといわれています。
・医療機関に相談しなければ再発するリスクがある
痛風の痛みは時間がたつにつれて和らいでいくことが多いです。
しかし、医療機関に相談しないまま放置していると、半年から1年ほどたったときに再び激しい痛みに襲われることもあります。
・ほかの病気と併発することもある
痛風の原因となる高尿酸血症を起こしやすい生活は、糖尿病や脂質異常症、高血圧といった生活習慣病のリスクにつながることがあります。
日々の生活で尿酸値を
コントロールしましょう
痛風の対処法
痛風でお悩みの場合には、次のような対処法を試してみましょう。
●水分補給をしっかりと行う
痛風の方は、血中の尿酸値を下げるために、こまめな水分補給が推奨されています。
意識して水分補給を行い、体内の尿酸の排出を促しましょう。
「のどが渇いたら水を飲む」だと、水分補給が不十分になる可能性があります。
朝起きたときやトイレに行ったあと、食事の前後、お風呂上がり、寝る前などといったタイミングで、水分補給を行う習慣をつけましょう。
果糖が入っているフルーツジュースやスポーツドリンク、アルコールなどは、かえって血中の尿酸値を上昇させる可能性があります。
砂糖やアルコールが入っていないもので水分補給をしましょう。
●ストレスを発散する
ストレスが痛風の原因となる場合もあります。
ストレスが溜まっていると感じたら、運動や趣味などでストレスを発散させるようにしましょう。
●患部を冷やす
痛風がひどいときは、氷のうや保冷剤をつかって患部を冷やしましょう。
冷やして血管を収縮させることで、炎症の悪化を防ぐことにつながります。
●患部を心臓よりも高くする
痛みがある部分を心臓よりも高い位置に上げることによって、患部の腫れを軽減することにつながります。
痛風は足に症状が出ることが多いため、足が痛むときは仰向けになり、枕やクッションをつかって足が心臓よりも高くなるように工夫しましょう。
●安静を心がける
発作が起きている際に、患部に負担をかけると症状が悪化するといわれています。
痛風の症状が出ているときは、運動を控え安静にして過ごしましょう。
患部を揉んだりおしたりすることも症状をひどくするおそれがあります。
患部には触れないようにしましょう。
痛風の予防法
痛風の発作を防ぐために、日常生活では次のような予防に取り組みましょう。
●十分な水分補給を行う
痛風の対処法と同様に、十分な水分補給を行うことが痛風予防につながります。
糖分やアルコールの含まれていない水をこまめに飲むことを心がけましょう。
●規則正しい食事を取る
規則正しいリズムで食事を取ることで、暴飲暴食を防ぐことにつながります。
食事は1日3食、朝昼夜しっかりと食べることがおすすめです。
●アルコールを飲みすぎない
アルコールの摂りすぎにも注意が必要です。
プリン体がカットされているビールであっても、アルコール自体に尿酸値を上げる作用があります。
お酒を飲みすぎないようにしましょう。
●無理をしすぎない
ダッシュやハードな筋トレといった息切れするような無酸素運動は、尿酸値を上げる原因にもなります。
尿酸値が心配な方は、無理をしすぎないようにしましょう。
運動は、ウォーキングやヨガ、ゴルフなどといった会話をしながらできる程度の負荷でおこなえる有酸素運動がおすすめです。
●関節にお灸をする
腫れた関節にお灸を据えることもおすすめです。
●医師の治療・服薬指示に従う
疼痛の発作が起きていない期間は気が緩んで治療を勝手に中断したり、服薬をやめてしまう方もいらっしゃいます。
しかし、痛風の発作が起きているときに尿酸値を下げる薬を飲みはじめたり、増量したりすると、痛みが悪化するといわれています。
医療機関にかかっている方は、医師や薬剤師の説明をよく聞き、治療方針に従いましょう。
川崎中央はりきゅう院の
【痛風】アプローチ方法
「痛風」は血液中の尿酸値が高い状態から急激に低下することで、関節内の尿酸塩結晶が関節腔内に剥がれ落ちやすくなります。
その結晶を免疫機能が異物と判断し攻撃することで急激に関節が炎症、激しい痛みを引き起こしてしまいます。
また急激に尿酸値が上昇することでも「痛風」の症状が出てしまう原因にもなります。
身体が冷えることで酸素不足になり、代謝を高めるために尿酸をプリン体に分解してしまうため、過剰なプリン体の代謝は尿酸値が上昇しますので注意が必要です。
当院では身体の状態に合わせて、はりきゅう施術や低周波治療を行っていきます。
はりきゅう施術においては、関節の炎症を抑えること、また身体の血流や水分の流れを調整する「肝」と元気を司る「腎」を補う「基本穴」を中心に施術をおこないます。
炎症初期では手・指・足関節周りなど炎症や痛みが強いところはマッサージはいたしません。
西井式医療マッサージで丹念に腰背部や下肢の筋緊張や拘縮を改善させながら、「肝」や「腎」の働きの改善を目指します。
症状の出方によって施術アプローチの仕方も変わります。
基本背中やお腹周り、手足にある当院施術の「基本穴」を中心に施術をおこないます。また、自律神経を整える施術や関節の炎症や痛みを緩和させ和らげる施術など、当院では何通りものアプローチ方法があります。
詳しく検査を行い、患者様の症状の出方にあわせた関節や経絡的なアプローチや選穴など、オーダーメイドの施術をいたします。
著者 Writer
- ニシイ サトシ
西井 聡 - 所有資格 :はり師・きゅう師・按摩マッサージ指圧師
血液型 :O型
出身 :神奈川県川崎市川崎区
趣味 :ゴルフ
メッセージ:この度は川崎中央はりきゅう院のホームページをご覧頂き誠にありがとうございます。
当院は1949年に初代院長故西井七郎師が創設し、現在に引き継がれた信頼と実績のある東洋医学の総合治療院です。
鍼灸・マッサージを通し多くの方とのご縁を頂き、地元をはじめ遠方からも幅広い年齢層の方々にお越しいただいております。
患者様の自然治癒力を引き出し、内側から健康で元気な毎日を過ごせますようお手伝い出来ましたら幸いです。
一人ひとりのお身体にあわせたオーダーメイドの治療で今後も多くの患者様のお役に立てるよう研鑽し、日々精進して参ります。
お辛い症状でお悩みの方、どんな症状でもお一人で悩まずご相談下さい。
施術メニュー
MENU
鍼灸
(はりきゅう)
中国鍼灸医学由来の「頭鍼診察法」をベースに西井式頭鍼療法を取り入れているのが特徴です。 脳血管障害後遺症や認知症の施術、腰痛や坐骨神経痛、関節痛、更年期障害、スポーツ障害、交通事故後遺症など幅広い症状に取り組んでいます。
マッサージ
初代院長/西井七郎老師(平成4年黄綬褒章拝領)が考案した西井式医療マッサージは二代目院長/西井一馬老師によって改良が加えられ現在のマッサージの基礎となりました。
保険鍼灸(はりきゅう)
・マッサージ
保険ではりきゅう施術を受けるためには、保険医療機関で医師の発行する施術同意書が必要になります。
このほか、はりきゅう施術の場合適応疾患が「腰痛症」「頚腕症候群」「神経痛」「頚椎捻挫後遺症」「五十肩」「リウマチ」に限定されます。
保険でマッサージ施術を受けるためにも保険医療機関で医師の発行する施術同意書が必要になります。
この場合、医師が同意する施術部位の詳細な記載が求められます。
訪問マッサージ
寝たきりや、医療機関に自力で通院できないなどの症状があり、保険医療機関の医師の同意書が発行された場合、健康保険適用で医療マッサージを受けることができます。 身体障害者手帳1〜2級または生保の患者様は負担はありません。
交通事故施術
当院は自賠責保険、損害保険適応しております。
交通事故による怪我や後遺症の施術、悩みなどご相談にのります。お気軽にお電話ください。
むちうちや打撲、骨折の術後後遺症、手足のしびれなどの症状のある方に、はりきゅう施術、マッサージ施術、運動療法などひとり一人に合わせた施術を心がけております。
小児鍼
小児の施術はローラー鍼を用います。ローラー鍼とは、名前に「鍼」とついていますが、皮膚に刺入しない鍼です。
ゴツゴツとした凹凸が無数についていますが、先端は尖っておらず、優しく皮膚を刺激していきます。
当院のご紹介
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川崎中央はりきゅう院
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