生理痛・生理不順は
当たり前ではありません
生理は「つらいもの」「我慢しなければならないもの」だと思っていませんか。
確かに生理期間中は、いつもよりも体調がすぐれなくなることがあります。
また、生理痛を感じることがあり、数日間ブルーな気持ちになってしまうことも珍しくありません。
しかし、日常生活に支障が出るような生理痛や生理周期がずれてしまう生理不順は、当たり前のことではありません。
ひどい生理痛には、「月経困難症」などの病名もつきます。
生理の話題はまわりに相談しにくいものの、ひとりで抱えこんだまま対処せず放置していると、不妊の原因になることもあります。
こちらの記事では、生理痛・生理不順の原因や症状、対処法・予防法について詳しくご紹介します。
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目次
生理痛・生理不順による
お悩みを抱えていませんか
女性の多くは、小学生・中学生ごろから更年期ごろまで生理と付き合っていかなければなりません。
その間、次のような生理痛・生理不順のお悩みを経験することがあります
- 生理痛が重く、ベッドから動けない
- 生理期間は腹痛だけでなく頭痛もひどい
- 鎮痛剤を飲んでも生理痛の痛みが和らぎにくい
- 生理がつらく、ピルを飲んだほうがよいのか悩んでいる
- 生理が何か月も止まっており、妊娠できなくならないか心配
- 生理周期が安定せず、旅行の計画が立てにくい
生理痛・生理不順の原因は
子宮以外にも考えられます
生理痛・生理不順のおもな原因
生理痛・生理不順の原因として、次のようなことが考えられます。
●急激なダイエットやストレスによるホルモンバランスの乱れ
急激なダイエットや過度のストレスによって心身に負担をかけてしまうと、女性ホルモンのバランスが崩れ、生理痛の悪化や生理不順になることがあります。
●不規則な生活
運動不足や暴飲暴食、昼夜逆転などの不規則な生活をつづけていると、女性ホルモンのバランスが乱れてしまい、生理痛がひどくなったり生理不順になったりします。
●激しい運動
激しい運動は大量のエネルギーを消費します。
運動量にみあったカロリーを摂取できていないと、女性ホルモンの分泌に影響を及ぼし、月経不順や月経が来ない無月経につながることがあります。
●急激な体重の変化
短期間で体重が急増した場合、排卵が起こりにくくなり、生理不順や無月経になりやすいといわれています。
また、極端な体重減少も、女性ホルモンの分泌を抑制してしまうため、生理不順や無月経につながるおそれがあります。
●病気
生理痛や生理不順などは、次にあげる病気が関係している場合もあります。
・子宮や卵巣の病気
子宮内膜症や子宮筋腫、多嚢胞性卵巣症候群(たのうほうせいらんそうしょうこうぐん)といった子宮・卵巣の病気によって、生理痛が悪化したり生理周期が乱れたりすることもあります。
・甲状腺の病気
甲状腺から分泌される甲状腺ホルモンは、女性ホルモンとも関係しています。
そのため、甲状腺ホルモンの分泌が過剰になる甲状腺機能亢進症などの病気では、生理不順や無月経、不妊などを引き起こす場合もあります。
・糖尿病
糖尿病は、インスリンのはたらきが悪くなるなどの原因で、血糖値が上昇する病気です。
糖尿病の女性すべてが月経不順になるということではありません。
しかし、血糖値をコントロールするインスリンと女性ホルモンは関係があるといわれており、糖尿病と月経不順が同時に起こるケースもあります。
・摂食障害
摂食障害とは、精神的なストレスなどによって過食したり拒食したりする病気です。
拒食症の場合は、食事をとれずにひどく痩せてしまい、生理が止まってしまうことも珍しくありません。
・脳腫瘍
脳の下垂体は、女性ホルモンの分泌にも関わっています。
下垂体の部分に腫瘍ができてしまうと、月経不順や無月経、乳汁の分泌などの症状が現れることがあります。
また、妊娠が困難になる不妊症にもつながります。
生理痛・生理不順のおもな特徴
生理痛・生理不順には、次のような特徴があります。
●支障が出るほどひどい生理痛は病気の可能性もある
生理痛を「仕方ない」で済ませてはいけません。
日常生活に支障が出るほどの痛みがある場合には「月経困難症」という病名がつくこともあります。
月経困難症は、痛みの原因となるプロスタグランジンの過剰分泌や冷え、ストレスなどが原因となる「機能性月経困難症」と、子宮の病気が原因となる「器質性月経困難症」のふたつに分類されます。
生理痛がひどくなっている場合は、子宮の病気も疑われるため、医療機関に相談することをおすすめします。
●正常な月経周期から外れる
月経周期とは、生理が始まった日から次の生理が始まる前までの期間のことです。
月経周期には個人差があるものの、おおよそ25日〜38日周期であれば、正常範囲とされます。
生理不順は、標準的な月経周期から外れている状態となります。
生理周期が24日以内の場合は「頻発月経」、39日以上の場合は「稀発月経(きはつげっけい)」とよばれています。
●いつ生理が起こるか予測できない
標準的な月経周期であれば、生理が終わってから次の生理がいつ始まるのかおおよその検討がつきます。
しかし、生理不順の場合は、毎回月経周期が異なるため、次にいつ生理が来るのか予測がむずかしくなります。
●生理期間や出血量にムラがある
生理不順は、生理が起こるタイミングがわからないだけでなく、生理が何日つづくかもわかりません。
通常の生理はおよそ3日〜7日間つづきます。
しかし、生理不順の場合、2日以内に終わる「過短月経」になることもあれば、8日以上つづく「過長月経」になることもあります。
過長月経は多くの血が失われるため貧血のリスクも高まります。
生理のストレスを減らしましょう
生理痛・生理不順の対処法
生理痛・生理不順のときは、次のように対処しましょう。
●無理なダイエットを控えて適正体重を保つ
無理なダイエットによって短期間で体重が減りすぎると、限られた栄養が心臓や肺といった生命を維持するうえで大切な臓器に優先的につかわれるため、卵巣のはたらきが低下し生理が止まってしまうことがあります。
食事制限や激しいトレーニングによるダイエットは控え、適切な体重を保つようにしましょう。
●身体を冷やさない
生理痛や生理不順は、冷えが原因となることもあります。
東洋医学では、パンや白米、ハム、ベーコン、トマト、ナス、チョコレート、アイスクリームといった食品は身体を冷やす食べものだとされています。
これらの食品ばかりを食べるのではなく、そばやごま、かぼちゃ、ごぼう、わかめなど身体を温める食品も一緒に摂るようにしましょう。
●湯船に浸かる
身体の冷えによって、生理のトラブルが起こりやすくなることがあります。
冷えに悩んでいる方は、湯船に毎晩10~15分浸かり、身体をじっくりと温めましょう。
15分以上の時間は皮膚乾燥の原因やのぼせなどの原因になる可能性があります。
また、生理期間中の入浴も可能です。
湯船から立ちあがったときに経血が漏れてしまうことがあるため、お風呂を汚したくない方は経血カップやタンポンをつかうことがおすすめです。
●ストレスを溜めない
不規則な生活をしたり、仕事でプレッシャーを感じたりしていると、生理痛が悪化しやすくなります。
日ごろからストレスを溜めこみすぎないように工夫しましょう。
ウォーキングやヨガといった有酸素運動で軽く汗をかくことがおすすめです。
●禁煙する
たばこには女性ホルモンの分泌に影響を与える成分が含まれており、生理痛や生理不順の原因になるといわれています。
生理のトラブルを解決したい方は、禁煙を心がけてみましょう。
●医療機関に相談をする
生理不順や、生活に著しい影響が出るような重い生理痛にお悩みの方は、ご自身で判断することは控えましょう。
婦人科などの医療機関で原因を特定してもらい、治療が必要な場合には指示に従った治療をすることが大切です。
生理痛・生理不順の予防法
生理痛・生理不順がひどくならないように、次のような予防法に取り組みましょう。
●強いストレスを避ける
強いストレスを感じるとホルモンや自律神経のバランスが乱れ、生理痛や生理不順がひどくなりやすくなります。
真面目で責任感が強い方ほど、強いストレスを受けてしまいます。
なにがストレスの原因となっているのかを考えてみて、避けられるように工夫することがおすすめです。
●バランスのよい食事を心がける
痩せすぎや太りすぎといった極端な体型によって、生理のトラブルが生じることもあります。
普段からバランスのよい食事を心がけ、体型維持に努めましょう。
●正しい生活習慣で十分な睡眠を取る
生理と関係する女性ホルモンは、睡眠サイクルや眠りの質の影響を受けやすいといわれています。
生理のトラブルを防ぎたい方は、十分な睡眠を取り、正しい生活習慣を身につけましょう。
●身体を冷やさない
身体が冷えてしまうことで、生理痛や生理不順がひどくなることもあります。
普段から身体を温めることを心がけましょう。
全身を温められるよもぎ蒸しや適度な運動などがおすすめです。
おなかが冷えやすい方は、はらまきをつかってみましょう。
●ツボをおす
生理のトラブルが気になる方は、関元や三陰交、血海といったツボをおしましょう。
・関元(かんげん)
おへそから指4本分ほど下にあるツボです。
内臓の冷えを感じる方におすすめです。
・三陰交(さんいんこう)
内くるぶしのもっとも高いところから指4本分ほど上にあります。
骨と筋肉の境界にあるツボです。
・血海(けっかい)
膝関節の内側から指3本くらい上の位置にあります。
足を伸ばしたときにできるくぼみの上部です。
●漢方薬をつかう
生理痛が重い方には、「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」、「加味逍遥散(かみしょうようさん)」といった漢方薬がおすすめです。
市販の鎮痛剤で痛みが和らがない場合は、漢方薬を試してみましょう。
川崎中央はりきゅう院の
【生理痛・生理不順】アプローチ方法
「生理痛・生理不順」は急激なダイエットや運動、ストレスによるホルモンバランスの崩れ、肥満や極端な体重減少、冷えなどでの血行不良が原因と考えられます。
生理に関連して起きる症状を月経随伴症状といい、生理前や生理中など症状が出るタイミングや症状の強さは個人によって異なることが多くあります。
腹痛や腰痛、全身の倦怠感、便秘や吐き気などの症状があり、長い期間生理不順が続くと骨粗鬆症になることもあります。
月経は25~38日間の周期で一度起こり、その期間より少なかったり多かったりすると生理不順といわれています。
当院では四診法や理学検査、バイタル測定などおこない、身体の状態に合わせてはりきゅう施術や低周波治療を行っていきます。
はりきゅう施術においては、自律神経を整える施術していきます。当院オリジナルのツボである「基本穴」を中心に施術をおこないます。
西井式医療マッサージで丹念に自律神経系を司る背部から腰仙部(胸腰椎の脊際部)や手足の筋緊張や「基本穴」の周囲を刺激しながら、自律神経を整えてき、月経随伴症状の改善を目指します。
基本は背中やお腹周り、手足、頭にある当院施術の「基本穴」を中心に施術をおこないます。自律神経を整える施術やストレスや冷えを緩和させて筋緊張を和らげる施術など、当院では何通りのアプローチ方法があります。
詳しく検査を行い、患者様の症状の出方にあわせた筋肉、筋膜や自律神経へのアプローチや選穴など、オーダーメイドの施術をいたします。
著者 Writer
- ニシイ サトシ
西井 聡 - 所有資格 :はり師・きゅう師・按摩マッサージ指圧師
血液型 :O型
出身 :神奈川県川崎市川崎区
趣味 :ゴルフ
メッセージ:この度は川崎中央はりきゅう院のホームページをご覧頂き誠にありがとうございます。
当院は1949年に初代院長故西井七郎師が創設し、現在に引き継がれた信頼と実績のある東洋医学の総合治療院です。
鍼灸・マッサージを通し多くの方とのご縁を頂き、地元をはじめ遠方からも幅広い年齢層の方々にお越しいただいております。
患者様の自然治癒力を引き出し、内側から健康で元気な毎日を過ごせますようお手伝い出来ましたら幸いです。
一人ひとりのお身体にあわせたオーダーメイドの治療で今後も多くの患者様のお役に立てるよう研鑽し、日々精進して参ります。
お辛い症状でお悩みの方、どんな症状でもお一人で悩まずご相談下さい。
施術メニュー
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鍼灸
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中国鍼灸医学由来の「頭鍼診察法」をベースに西井式頭鍼療法を取り入れているのが特徴です。 脳血管障害後遺症や認知症の施術、腰痛や坐骨神経痛、関節痛、更年期障害、スポーツ障害、交通事故後遺症など幅広い症状に取り組んでいます。
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初代院長/西井七郎老師(平成4年黄綬褒章拝領)が考案した西井式医療マッサージは二代目院長/西井一馬老師によって改良が加えられ現在のマッサージの基礎となりました。
保険鍼灸(はりきゅう)
・マッサージ
保険ではりきゅう施術を受けるためには、保険医療機関で医師の発行する施術同意書が必要になります。
このほか、はりきゅう施術の場合適応疾患が「腰痛症」「頚腕症候群」「神経痛」「頚椎捻挫後遺症」「五十肩」「リウマチ」に限定されます。
保険でマッサージ施術を受けるためにも保険医療機関で医師の発行する施術同意書が必要になります。
この場合、医師が同意する施術部位の詳細な記載が求められます。
訪問マッサージ
寝たきりや、医療機関に自力で通院できないなどの症状があり、保険医療機関の医師の同意書が発行された場合、健康保険適用で医療マッサージを受けることができます。 身体障害者手帳1〜2級または生保の患者様は負担はありません。
交通事故施術
当院は自賠責保険、損害保険適応しております。
交通事故による怪我や後遺症の施術、悩みなどご相談にのります。お気軽にお電話ください。
むちうちや打撲、骨折の術後後遺症、手足のしびれなどの症状のある方に、はりきゅう施術、マッサージ施術、運動療法などひとり一人に合わせた施術を心がけております。
小児鍼
小児の施術はローラー鍼を用います。ローラー鍼とは、名前に「鍼」とついていますが、皮膚に刺入しない鍼です。
ゴツゴツとした凹凸が無数についていますが、先端は尖っておらず、優しく皮膚を刺激していきます。
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