気管支炎・喘息は
つらい症状をもたらします
気管支炎や喘息の症状はたいへんつらいものです。
息苦しい状態がつづくと、身体的にも精神的にもまいってしまうのではないでしょうか。
気管支炎・喘息は、身体が弱い方がかかるイメージがありますが、じつはそうとも限りません。
たしかに、細菌やウイルスによって気管支炎になることもあります。
とくに、小さなお子様は十分な抵抗力がないため、気管支炎をよく発症します。
しかし、それ以外にもハウスダストやカビといったアレルゲンや大気汚染なども関係しています。
気管支炎・喘息を悪化させないためには、まず原因を特定することが大切です。
こちらの記事では、気管支炎・喘息の原因や症状、対処法・予防法について詳しくご紹介します。
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目次
普段どおりの呼吸が
できなくなっていませんか
のどは肺へとつながる大切な入口です。
気管支炎・喘息に悩まされている方は、次のようなお悩みを抱えているのではないでしょうか
- 呼吸が浅く速くなり、息苦しさを感じる
- 呼吸するたびに「ゼイゼイ」とのどから嫌な音が出る
- 朝方に喘息の発作が起こりやすい
- 熱はないものの、咳が止まらない
- 一生懸命息をしているのにおぼれているような感覚に陥る
- のどが腫れて、たんが絡むような不快感を覚える
気管支炎・喘息は細菌や
アレルゲンが原因のひとつです
気管支炎・喘息のおもな原因
気管支炎・喘息のおもな原因は、次のとおりです。
●気管支炎の原因
気管支炎は、ウイルスや細菌などが原因となる病気です。
・ウイルス
急性の場合、インフルエンザウイルスといったウイルスによる感染症の症状として気管支炎になることがあります。
・細菌
気管支炎は、細菌感染が原因となる場合もあります。
たとえば、マイコプラズマは、お子様がかかりやすい細菌のひとつです。
一般の細菌とは構造が異なる特殊な細菌であるため、一般的な細菌につかう抗生物質では対応できない場合があります。
また、何か月もつづいているような気管支炎は、百日風邪細菌に感染している可能性もあります。
ワクチン接種によってお子様の罹患数は減少していますが、ワクチンの効果が弱まっている成人の方がかかることがあります。
●喘息の原因
喘息は、アレルゲンや環境汚染などが原因となる病気です。
アレルゲンとは、アレルギー反応の原因となる物質のことを指します。
次のような物質に対して身体が過剰に反応してしまうことで、喘息の発作が起こります。
・ダニやハウスダスト
喘息は、ダニやハウスダスト、カビといったアレルゲンが関係していることもあります。
とくに、コナヒョウヒダニとヤケヒョウヒダニといったダニは、喘息をもたらすアレルゲンの代表格として知られています。
また、スペルギルスやアルテルナリアといったカビは、喘息を重症化させるおそれがあるため、注意が必要です。
・タバコや排気ガス
タバコや排気ガスなどに含まれる有害物質も喘息発作の原因となります。
とくにタバコの煙は、気道の炎症を引き起こすこともあり、喘息の症状を悪化させます。
・花粉
ひのきやスギといった花粉もアレルゲンの一種です。
特定の季節にのみ喘息の症状がみられる場合は、花粉が原因である可能性があります。
・自律神経系の異常
自律神経は、気管にある筋肉の収縮・弛緩をコントロールしています。
自律神経のはたらきが乱れてしまうことで、喘息の症状が出やすくなるケースもあります。
・激しい運動
激しい運動をしたときに、喘息が悪化する方もいます。
・ストレス
ストレスや過労が引き金となって、喘息が起こる場合もあります。
・風邪
風邪によって気管支に炎症が起こることで、喘息がひどくなることもあります。
気管支炎・喘息のおもな症状
気管支炎・喘息のおもな症状は、次のとおりです。
●息が苦しくなる
気管支炎・喘息が起こると、空気を肺へと取り入れるための通り道である気管支が狭くなります。
肺に入る酸素量がいつもよりも減少してしまうため、息苦しさを覚えることがあります。
●異常な呼吸音がする
気管支炎・喘息は、「ヒューヒュー」「ゼイゼイ」といった異常な呼吸音をともなうことがあります。
これは、狭くなった気道から空気をなんとか肺に取り入れるために、普段動かさない筋肉も動かして呼吸しているためだといわれています。
●寒暖差があるときに発作が増える
気管支炎・喘息は、気温の寒暖差による影響を受けやすいといわれています。
季節の変わり目だけでなく、朝や夜など急に冷えこむ時間帯も注意が必要です。
急激に温度が低下すると、自律神経のはたらきによって気管支が収縮し、空気の通り道が狭くなります。
その結果、気管支炎・喘息の発作が出やすくなるケースもあります。
●空気が乾燥すると発作が出やすくなる
気管支炎・喘息は、ほこりや細菌を含んだ汚れた空気を吸いこむことがきっかけとなることもあります。
空気が乾燥しやすい秋から春にかけては、ほこりや菌が空気中に舞いやすくなるため、気管支炎・喘息が起こりやすくなります。
●たんが出る
たんはウイルスや細菌などを体外に追い出すために生成される分泌物です。
たんがのどに侵入した異物を絡めとってくれています。
気管支炎・喘息の場合も、身体が異物を排除しようとはたらくため、たんが出やすくなります。
●症状をなんども繰り返す
アレルゲンが原因となる喘息はなんども繰り返すことが特徴です。
解決するには、アレルゲンを特定し、できるだけアレルゲンに近づかないようにしなければなりません。
気管支炎・喘息を防ぐ
工夫を行いましょう
気管支炎・喘息の対処法
気管支炎・喘息でお悩みの方は、次のような対処法を試してみましょう。
●湯船に浸かる
身体が冷えていると、自律神経のはたらきによって気管支が狭くなります。
体調が悪くなければ、38度〜40度ぐらいのお湯に10~15分ほどじっくりと浸かり、全身を温めましょう。
15分以上の時間は皮膚乾燥の原因やのぼせなどの原因になる可能性があります。
●呼吸筋を鍛える
肺機能が弱いと、喘息の発作が起こりやすくなると考えられています。
とくに、お子様の場合は身体が成長過程であるため、大人に比べて呼吸筋が弱い傾向にあります。
水泳や腹式呼吸などで呼吸筋を鍛えることで、気管支炎や喘息の症状が楽になる場合もあります。
とくに、水泳は水の中で行うため、湿度が高く、空気の乾燥による影響を受けにくいです。
また、水圧が身体に加わることによって気道の内圧が上がることで、気管支炎・喘息をお持ちの方でも楽に息を吐けます。
●ツボをマッサージする
気管支炎・喘息には、次のようなツボがおすすめです。
指の腹をつかって優しくマッサージしてみましょう。
・中府(ちゅうふ)
肺をつかさどるといわれているツボです。
鎖骨の外側の端から指1本ほど下に向かったところにあります。
・尺沢(しゃくたく)
咳が出るときにおすすめのツボとして知られています。
肘を曲げたときにできるシワから肩のほうに指2本分上がったところにあります。
・天突(てんとつ)
息苦しさにおすすめのツボとして知られています。
左右の鎖骨の延長線が交わる首の付け根にあります。
・太谿(たいけい)
冷えによいといわれているツボです。
くるぶしの内側とアキレス腱の間にあるへこみ部分にあります。
●エッセンシャルオイルをかぐ
ユーカリなどのエッセンシャルオイルには、リラックス作用が期待できます。
気管支炎や喘息がつらいときは、呼吸を整えて落ち着くこともおすすめです。
●強い発作が出る場合は医療機関に相談する
気管支炎や喘息の症状がひどい場合は、医療機関に相談しましょう。
血液検査や肺の検査によって原因を特定したり、薬によって症状を落ち着けたりすることが可能です。
気管支炎・喘息の予防法
気管支炎・喘息の発作が起こらないように、日常生活では次のような予防法を取り入れましょう。
●体力づくりを行う
呼吸筋を鍛え、肺を強くしましょう。
腹式呼吸や水泳、水中ウォーキングなどがおすすめです。
身体を動かすと筋力が向上し、体温が上がります。
その結果、気管支炎の原因となるウイルスや細菌にも感染しにくくなります。
●季節の変わり目に身体を冷やさないようにする
季節の変わり目は寒暖差が激しく、気道が狭まりやすくなります。
とくに、秋から冬に移りかわるときは、部屋を温度調節して室内を温かく保ちましょう。
朝や夜など冷えこむ時間帯の寒さ対策も大切です。
はらまきをしたり毛布を多めに用意したりしておいて、身体が冷えないように工夫しましょう。
●太りすぎを防ぐ
太りすぎると、喘息を発症しやすくなるといわれています。
はっきりとした因果関係は明らかになっていませんが、
喘息を防ぎたい方は、適度な運動とバランスのよい食事によって、太りすぎないようにしましょう。
●エッセンシャルオイルをつかう
ユーカリのエッセンシャルオイルは、気管支炎・喘息の方にもおすすめです。
そのまま香りを楽しむだけでなく、湯船に数滴垂らしてアロマバスを楽しむ方法やアロママッサージのオイルに加える方法などもあります。
妊娠中の方は避けたほうがよい成分もあるため、事前に確認したうえでつかうようにしましょう。
●こまめに掃除する
喘息の発作は、ダニが原因となることがあります。
ダニは高温多湿の場所に人間のフケやアカ、カビなどがあると増えやすくなります。
カーテンや寝具、じゅうたん、ぬいぐるみなどはカビが増えやすい環境が整っているため、こまめに洗濯したり掃除したりすることが大切です。
●マスクを着用する
マスクは細菌やウイルスだけでなく、アレルゲン吸入の予防にもつながります。
人が多い場所やほこりが舞いやすい場所ではマスクをつけるようにしましょう。
川崎中央はりきゅう院の
【気管支炎・喘息】アプローチ方法
「気管支炎・喘息」は自律神経系の異常やアレルギー(ダニやハウスダストなど)が原因と考えています。
またタバコ、排気ガス、工場排気、激しい運動などで症状が悪化しやすいこともあげられます。
過度なストレスや風邪をこじらせてしまい症状が悪化する場合もありますので、季節や気候の変化が激しい春や秋は注意が必要です。
当院では四診法や理学検査、バイタル測定などおこない、身体の状態に合わせてはりきゅう施術や低周波治療を行っていきます。
はりきゅう施術においては、呼吸器機能を調整するツボは前胸部や背中、手足にあります。また当院施術の「基本穴」を中心に施術をおこないます。
西井式医療マッサージで丹念に肩関節周囲や前胸部をゆるませることで呼吸器機能を正常化に導き、手足の筋緊張や拘縮を改善させながら、気管支炎や喘息の改善を目指します。
基本背中や前胸部、手足にある当院オリジナルのツボである「基本穴」を中心にはりきゅう施術や、自律神経を整える施術やストレスを緩和させて筋緊張を和らげる施術など、当院では何通りものアプローチ方法があります。
詳しく検査を行い、患者様の症状の出方にあわせた筋肉、筋膜へのアプローチや選穴など、オーダーメイドの施術をいたします。
著者 Writer
- ニシイ サトシ
西井 聡 - 所有資格 :はり師・きゅう師・按摩マッサージ指圧師
血液型 :O型
出身 :神奈川県川崎市川崎区
趣味 :ゴルフ
メッセージ:この度は川崎中央はりきゅう院のホームページをご覧頂き誠にありがとうございます。
当院は1949年に初代院長故西井七郎師が創設し、現在に引き継がれた信頼と実績のある東洋医学の総合治療院です。
鍼灸・マッサージを通し多くの方とのご縁を頂き、地元をはじめ遠方からも幅広い年齢層の方々にお越しいただいております。
患者様の自然治癒力を引き出し、内側から健康で元気な毎日を過ごせますようお手伝い出来ましたら幸いです。
一人ひとりのお身体にあわせたオーダーメイドの治療で今後も多くの患者様のお役に立てるよう研鑽し、日々精進して参ります。
お辛い症状でお悩みの方、どんな症状でもお一人で悩まずご相談下さい。
施術メニュー
MENU
鍼灸
(はりきゅう)
中国鍼灸医学由来の「頭鍼診察法」をベースに西井式頭鍼療法を取り入れているのが特徴です。 脳血管障害後遺症や認知症の施術、腰痛や坐骨神経痛、関節痛、更年期障害、スポーツ障害、交通事故後遺症など幅広い症状に取り組んでいます。
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初代院長/西井七郎老師(平成4年黄綬褒章拝領)が考案した西井式医療マッサージは二代目院長/西井一馬老師によって改良が加えられ現在のマッサージの基礎となりました。
保険鍼灸(はりきゅう)
・マッサージ
保険ではりきゅう施術を受けるためには、保険医療機関で医師の発行する施術同意書が必要になります。
このほか、はりきゅう施術の場合適応疾患が「腰痛症」「頚腕症候群」「神経痛」「頚椎捻挫後遺症」「五十肩」「リウマチ」に限定されます。
保険でマッサージ施術を受けるためにも保険医療機関で医師の発行する施術同意書が必要になります。
この場合、医師が同意する施術部位の詳細な記載が求められます。
訪問マッサージ
寝たきりや、医療機関に自力で通院できないなどの症状があり、保険医療機関の医師の同意書が発行された場合、健康保険適用で医療マッサージを受けることができます。 身体障害者手帳1〜2級または生保の患者様は負担はありません。
交通事故施術
当院は自賠責保険、損害保険適応しております。
交通事故による怪我や後遺症の施術、悩みなどご相談にのります。お気軽にお電話ください。
むちうちや打撲、骨折の術後後遺症、手足のしびれなどの症状のある方に、はりきゅう施術、マッサージ施術、運動療法などひとり一人に合わせた施術を心がけております。
小児鍼
小児の施術はローラー鍼を用います。ローラー鍼とは、名前に「鍼」とついていますが、皮膚に刺入しない鍼です。
ゴツゴツとした凹凸が無数についていますが、先端は尖っておらず、優しく皮膚を刺激していきます。
当院のご紹介
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