小児喘息は保護者の支えが必要です
大切なお子様がゼーゼーいいながら苦しそうに呼吸している様子をみていると、胸が張り裂けそうな思いでいっぱいになってしまうのではないでしょうか。
小児喘息の発作は、お子様にとっても保護者にとってもたいへんつらいものです。
発作が起きると、呼吸が苦しくなり、食事や睡眠も満足に取れなくなることがあります。
小児喘息の原因はさまざまですが、アレルギーやウイルスの感染が関係しているといわれています。
喘息の発作は突然起こることが多いため、あらかじめ備えておくことが大切です。
頼れる医療機関をみつけたり、常備薬を用意したりしておきましょう。
こちらの記事では、小児喘息の原因や症状、対処法・予防法について詳しくご紹介します。
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目次
お子様の喘息発作に
心を痛めていませんか
お子様の喘息発作は、見守っている保護者からしてみてもつらいものです。
少しでも楽にしてあげたいと思うものの、何もできずにもどかしい思いをすることもあります。
小児喘息では、お子様に次のような症状がみられることがあります。
- ゼーゼーと苦しそうな息をしている
- 遊んだあとに息苦しそうにしている
- 風邪を引くたびにひどく咳きこむ
- 季節の変わり目に体調を崩しやすい
- 夜になると喘息の発作が出る
- コンコンする咳が止まらない
小児喘息には
さまざまな原因があります
小児喘息のおもな原因
小児喘息が起こる原因としては、次のようなことが考えられます。
●アレルギー
小児喘息は、ダニや花粉、イヌ・ネコの毛、ハウスダストなどのアレルギー反応を引き起こすアレルゲンが原因となることもあります。
アレルゲンとなる物質は人それぞれ違います。
アレルゲンを吸いこむと免疫機能が過剰にはたらき、喘息の発作につながります。
●アレルギー体質の遺伝
アレルギー体質は遺伝しやすいといわれており、両親のどちらかがアレルギー体質である場合、小児喘息が起こりやすくなると考えられています。
●ウイルス
アレルギー以外に、風邪やインフルエンザウイルスなどに感染することによって、上気道に炎症が生じることが小児喘息の原因となることがあります。
●たばこの煙
たばこの煙には、多くの有害物質が含まれています。
たばこの煙をお子様が吸いこんでしまうと、煙に含まれるさまざまな化学物質がのどを刺激し、喘息の発作をもたらすことがあります。
●薬
解熱剤に含まれる成分が合わず、喘息発作を起こすケースもあります。
●ストレス
過労やストレスによって身体の免疫力が落ちていたり、ホルモンバランスが乱れていたりすると、喘息の発作が起こりやすくなるといわれています。
●寒暖差
気管支の拡張・収縮は、外部の環境の変化にあわせて自律神経によって無意識にコントロールされています。
寒暖差が激しい季節や時間帯は、自律神経が過剰に反応して気管支が狭まりやすく、喘息の発作が起こりやすくなるといわれています。
●冷たい飲みものや食べもの
急に冷たい飲みものや食べものを口に入れると、自律神経が過剰に反応し、いっきに気管支が狭まって喘息の発作につながることもあります。
●運動
運動したあとに喘息の発作が出やすくなるお子様もいます。
はっきりとした原因はわかっていないものの、激しい運動によって粘膜が乾いたり、呼吸数が増えて冷たい空気を大量に吸いこみ、気管支が冷えたりするためだと考えられています。
小児喘息の特徴
小児喘息には、次のような特徴があります。
●2歳〜3歳までに発症することが多い
小児喘息の多くは2歳〜3歳までに発症します。
成長とともに落ち着いていくこともあるものの、大人になっても喘息がつづく方もいます。
●「ヒューヒュー」「ゼーゼー」といった呼吸になる
喘息のおもな症状には、呼吸するときに「ヒューヒュー」「ゼーゼー」などの音が出る喘鳴(ぜんめい)があります。
この症状は、狭くなった気管支や気管を空気がとおり、笛を吹いているような状態になるためだと考えられています。
●発作が起こる
小児喘息は、突然発作が起こることがあります。
発作がはじまると、息苦しさやゼーゼーするなどの症状が現れ、息苦しさを感じます。
喘息発作の程度は、大きく3段階にわけることができます。
・小発作
「ヒューヒュー」「ゼーゼー」と音を立てる呼吸が少しみられ、咳が出ます。
お子様の機嫌が少し悪いものの、会話は普通にできます。
また、食事や睡眠、多くの遊びも普段どおりに行えます。
・中発作
「ヒューヒュー」「ゼーゼー」と音を立てる呼吸が明らかにわかります。
咳が出て、息苦しさを訴えることがあります。
また、機嫌が悪く、ごはんを食べなかったり、少ししか遊ばなかったりします。
・大発作
「ヒューヒュー」「ゼーゼー」と音を立てる呼吸が強く出ます。
息苦しい様子で、肩を上下に動かすようにして呼吸します。
機嫌はとても悪く、呼吸をすることでいっぱいいっぱいで呼びかけても返事をしてくれません。
また、食事もむずかしくなり、夜も十分に眠れなくなります。
●夜間や早朝に喘息発作が起こりやすい
日中は、交感神経の作用によって気道が十分に広がっています。
しかし、寝ているときは身体を休めるために副交感神経のはたらきが優位になり、気道が狭くなります。
この状態で、枕やシーツについているアレルギー物質を吸いこんだりすると、夜間や早朝に喘息の発作が起こりやすくなります。
小児喘息の
備えをしておきましょう
小児喘息の対処法
小児喘息の症状を軽くするために、次のような対処法に取り組みましょう。
●やさしくフォローする
喘息の発作は、いつ起こるか本人にもわかりません。
急な喘息発作に驚き、パニックになって泣き出すお子様もいます。
泣くと呼吸が速くなり、ますますつらくなってしまいます。
喘息の発作が起きたときは保護者の方がやさしくフォローし、不安をケアしてあげましょう。
●発作が起きたときの備えをしておく
喘息の発作は、突然起こります。
深夜や早朝など、医療機関が開いていない時間に発作が起こる場合もあるため、喘息の薬を常備しておきましょう。
また、発作のたびに医療機関を探さなくていいように、あらかじめ日中や夜間に足を運べる医療機関を探し、どこを訪れるか決めておきましょう。
●普段からお子様の様子をよく観察する
喘息の発作は、お子様が気づいていないこともあります。
普段から発作の兆候がないか、保護者が注意深く様子をみまもりましょう。
喘息の発作が起こりそうなときは、息を吸いこむときに胸の一部が陥没するような呼吸がみられます。
また、ごはんを食べなくなったり、不機嫌になったり、夜中に目が覚めたりします。
調子が悪そうであれば、早めに医療機関を訪れたり、外遊びは控えたりしましょう。
●手洗いを徹底する
小児喘息はアレルギーだけでなく、細菌やウイルスが原因となることがあります。
小さなお子様はいろいろなものに触れてしまうため、手にたくさんの細菌やウイルスが付着しているおそれがあります。
そのまま、手づかみでおやつを食べたり、鼻をほじったりすると、細菌に感染し、小児喘息になるリスクが高まります。
帰宅したときや食事の前などは、かならず手洗いする習慣をつけましょう。
●規則正しい生活を心がける
不規則な生活をつづけていると身体に疲れが溜まって免疫力が低下し、細菌に感染しやすくなります。
規則正しい生活を送ることで、小児喘息の予防につながります。
●冷たい空気を吸わないようにする
季節の変わり目などに冷たい空気を吸うことで気管支が狭まり、喘息発作が起こりやすくなることがあります。
寒い日はマスクをつけ、冷たい空気を吸わないようにしましょう。
小児喘息の予防法
小児喘息の発作が起こらないように、日常生活では次のような予防法を行いましょう。
●感染対策を行う
小さなお子様は免疫力が弱く、さまざまな細菌・ウイルスに感染しやすい状態です。
帰宅したときや食事の前は、かならず手洗いうがいを行いましょう。
また、マスクをつけられる年齢であれば、人混みに出かけるときはマスクをつけましょう。
●スポーツをする
小児喘息が心配な方は、ウォーキングや水泳といった有酸素運動で、呼吸器を鍛えましょう。
とくに、水泳はハウスダストなどが舞う心配が少なく、気管支も乾燥しにくいスポーツといわれます。
●食物アレルゲンに気をつける
食物アレルギーがあるお子様は、症状が出る食べものを口にしないように注意しましょう。
保護者の方が成分表を確認してあげることが大切です。
●寝不足にならないようにする
寝不足になると、免疫力が弱ったり、自律神経のはたらきが乱れたりして喘息の発作が起こりやすくなります。
夜8時〜9時ごろまでには、布団に入るよう声をかけましょう。
●栄養をしっかりと摂る
喘息を防ぐためには、粘膜の状態をよく保つことが大切です。
ビタミンCやカルシウム、ビタミンAなどが多く含まれている食品を摂るようにしましょう。
それぞれの成分は、次のような食品に多く含まれています。
・ビタミンC
赤ピーマンやフルーツ類、キャベツなど。
・カルシウム
牛乳やしらず干し、チーズなど。
・ビタミンA
にんじんやかぼちゃ、たまごなど。
●こまめに部屋の掃除をする
ハウスダストやペットの毛がアレルゲンとなり、喘息の発作を引き起こすこともあります。
こまめに部屋を掃除し、アレルゲンの量を少なく保ちましょう。
●ユーカリのエッセンシャルオイルをかぐ
ユーカリのエッセンシャルオイルは、ハウスダストによる空気の汚れを気にされている方におすすめです。
抗菌作用によって、風邪や感染症の予防につながります。
ユーカリはアレルギー反応が出る方もいるため、大量につかいすぎないようにしましょう。
川崎中央はりきゅう院の
【小児喘息】アプローチ方法
「小児喘息」は
①アレルギー体質の遺伝
②風邪やインフルエンザなどの気道感染ウイルスやたばこの煙
③ストレス、気候の寒暖の差
④冷たい飲み物、食べ物
が喘息発作の原因になると考えております。
当院では、身体の状態に合わせてはりきゅう施術を行っていきます。
基本はローラー鍼を使用したはり施術を中心に行います。
ローラー鍼は名前に「鍼」とついていますが、皮膚にハリを刺さない治療器具です。
ゴツゴツとした凹凸が無数についていますが、先端は尖っておらず、優しく皮膚を刺激する器具です。
ローラー鍼で手足や背中などを優しく数回転がしていき、皮膚が薄くピンク色になったら違う部位を刺激します。
症状によって、経絡(気の流れ)に沿って刺激していきます。
必要に応じて、西井式医療マッサージで丹念に頚肩部や前胸部、手足の筋緊張を改善させながら、「小児喘息」症状の改善を目指します。
基本は手足や前胸部、背中などにある経絡に沿ったをはりきゅう施術を中心に、自律神経を整える施術や全身の血流を改善させる施術など、症状に合わせて当院では何通りのアプローチ方法があります。
詳しく検査を行い、患者様の症状の出方にあわせた筋肉、筋膜や自律神経へのアプローチや選穴など、オーダーメイドの施術をいたします。
著者 Writer
- ニシイ サトシ
西井 聡 - 所有資格 :はり師・きゅう師・按摩マッサージ指圧師
血液型 :O型
出身 :神奈川県川崎市川崎区
趣味 :ゴルフ
メッセージ:この度は川崎中央はりきゅう院のホームページをご覧頂き誠にありがとうございます。
当院は1949年に初代院長故西井七郎師が創設し、現在に引き継がれた信頼と実績のある東洋医学の総合治療院です。
鍼灸・マッサージを通し多くの方とのご縁を頂き、地元をはじめ遠方からも幅広い年齢層の方々にお越しいただいております。
患者様の自然治癒力を引き出し、内側から健康で元気な毎日を過ごせますようお手伝い出来ましたら幸いです。
一人ひとりのお身体にあわせたオーダーメイドの治療で今後も多くの患者様のお役に立てるよう研鑽し、日々精進して参ります。
お辛い症状でお悩みの方、どんな症状でもお一人で悩まずご相談下さい。
施術メニュー
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鍼灸
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中国鍼灸医学由来の「頭鍼診察法」をベースに西井式頭鍼療法を取り入れているのが特徴です。 脳血管障害後遺症や認知症の施術、腰痛や坐骨神経痛、関節痛、更年期障害、スポーツ障害、交通事故後遺症など幅広い症状に取り組んでいます。
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初代院長/西井七郎老師(平成4年黄綬褒章拝領)が考案した西井式医療マッサージは二代目院長/西井一馬老師によって改良が加えられ現在のマッサージの基礎となりました。
保険鍼灸(はりきゅう)
・マッサージ
保険ではりきゅう施術を受けるためには、保険医療機関で医師の発行する施術同意書が必要になります。
このほか、はりきゅう施術の場合適応疾患が「腰痛症」「頚腕症候群」「神経痛」「頚椎捻挫後遺症」「五十肩」「リウマチ」に限定されます。
保険でマッサージ施術を受けるためにも保険医療機関で医師の発行する施術同意書が必要になります。
この場合、医師が同意する施術部位の詳細な記載が求められます。
訪問マッサージ
寝たきりや、医療機関に自力で通院できないなどの症状があり、保険医療機関の医師の同意書が発行された場合、健康保険適用で医療マッサージを受けることができます。 身体障害者手帳1〜2級または生保の患者様は負担はありません。
交通事故施術
当院は自賠責保険、損害保険適応しております。
交通事故による怪我や後遺症の施術、悩みなどご相談にのります。お気軽にお電話ください。
むちうちや打撲、骨折の術後後遺症、手足のしびれなどの症状のある方に、はりきゅう施術、マッサージ施術、運動療法などひとり一人に合わせた施術を心がけております。
小児鍼
小児の施術はローラー鍼を用います。ローラー鍼とは、名前に「鍼」とついていますが、皮膚に刺入しない鍼です。
ゴツゴツとした凹凸が無数についていますが、先端は尖っておらず、優しく皮膚を刺激していきます。
当院のご紹介
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